磨くは原石、精製は油脂

SixTONESについてのごくごく個人的な話をします。

【NO MORE 食わず嫌い】映画ライアー×ライアーに出会えて心底良かった件を語る。

 『きっかけ』と呼ばれるものは、大抵予兆無しにやって来ます。

 

 その『きっかけ』の先には、ほんの些細な事があるかもしれないし、特に何も無いかもしれないし、ゆくゆく人生を大きく変える何かが待ち構えているかもしれません。

 まぁどんな影響が出るにしろ、そいつは何者でもない様な顔をして、突然さらりと現れるものです。

 

 自分は先日、映画『ライアー×ライアー』を観劇しました。

 そして、その経験は間違いなく、自分にとっての『きっかけ』でした。

 思えば、この映画を観るまでの流れも全て『きっかけ』に導かれていた気がします。

 

 今回は、そんな沢山のきっかけを自分に与えてくれた映画の話をします。

 

 

 

まえがき

 本記事では、現在大ヒット上映中の映画『ライアー×ライアー』の感想を書いています。

 直接的且つ大事な部分のネタバレは控えていますが、所謂『少女漫画の定石』に準ずるストーリーの内容には触れていますので、予めご了承下さい。

(例えばドラゴンボールという作品において、『少年漫画の定石』に準じたストーリーの内容である『悟空は最後めっちゃ強くなって勝つ』『序盤〜中盤くらいの強い敵キャラ達は味方になる』的な事には言及しますが、『ポタラで悟空とベジータが共闘した後Mr.サタンの声掛けに助けられ全世界からの気を集めた元気玉を悟空がぶっ放し魔人ブウをやっつけた』とか『その後魔人ブウの生まれ変わりの少年ウーブが天下一武道会に現れ悟空はウーブと共に修行の旅に出た』的なネタバレは言いませんよ〜ってことです。雰囲気伝わるだろうか…?ちなみにドラゴンボールで好きなキャラはマジュニアの方のピッコロさんです。)

 『事前に映画に関する一切の情報を入れたくない』という方には不向きな記事かもしれませんので、ご自身で判断して頂きますようお願い致します。

 尚、映画そのものへの感想は第3章以降にあります。映画の感想だけをご覧になりたい場合は、目次から第3章まで飛んで頂けると良いかと思いますので、お好みに合わせてご利用下さい。

 

 また、筆者は映画等の専門知識を持ち合わせてるわけでもない、由緒正しき一般人です。加えて、本記事では終始映画『ライアー×ライアー』を褒めちぎっています。何なら該当作品を褒めちぎる為の記事です。以降の内容は、全てそんな筆者の主観による感想と考察である事を予めご了承下さい。

 もし何か間違っていたら、(出来れば優しく)教えて頂けると助かります。

 

 

第1章 深夜に届いた吉報

金田一蓮十郎さん原作の人気コミック『ライアー×ライアー』が実写映画化されるぞ!』

SixTONES松村北斗と、女優の森七菜とのW主演だ!』

 

 2020年6月23日に日付が変わったばかりの夜中のことです。その情報が解禁された途端、瞬く間にそれは世に広まりました。

 SixTONES(松村北斗)ファン、森七菜ファン、原作ファンの3世界をはじめとして巷は文字通りの大騒ぎとなり、混沌を極めていました…。(『混沌を極めていた』って言いたかっただけ)

 丁度その頃、己の夜行性も手伝ってか良い感じに活性化していた自分は、吉報を知るや否やどんちゃん騒ぎしました。北斗がとうとう主演をやる時が来た!めでたい!!みんなで踊ろう!!!マーイムマーイム!!!!

(こうして過去のツイートを見直すと相当興奮してますね~如何に活性化していたかがよく分かります…苦笑)

 

 日が昇り早朝と呼べる時間帯になると、各局の情報番組は一斉に映画『ライアー×ライアー』の件を取り上げ放送していました。テレビをつければ、あっちでライアーこっちでライアーそっちもライアー…。まだお互いにぎこちない雰囲気の松村北斗と森七菜さんとが、アクリル板を挟み2人でインタビューを受けている様子が何度も何度もテレビに流れていました。

(その少し後に、森七菜さんは共演者である北斗のことを知るべくSixTONESANN(7/11放送回)を聴いて下さったらしいのですが、お聴きになったのは幸か不幸か、『萌え声の配信者の方による睡眠導入音声を聴いて寝ている話』を北斗が嬉々として喋り倒していた回だったそうです。VS魂でも思ったけど、森七菜さんて引きが強い方なのでしょうか…?よりによって共演者の半ば暴露ともとれる内容の放送回を…タイミングが良かったのか悪かったのか…。)

 

 当時の自分は、『北斗W主演やるよ!!!』といった目につきやすい情報に驚き大喜びしたものの、この事の重大さを正直よく分かっていなかったと今になって思います。映画1本の情報解禁をあれだけメディアが大々的に報じていたのも『ほええーすごいなあ』くらいにしか思っていませんでした。

 

 まあとにかく、推しグループのメンバーに、本人も大事にしているジャンルで大きな仕事が決まった事がただただ喜ばしかったのです。

 

 

第2章 働けど働けど

 深夜に舞い込んだ吉報にひとしきり大騒ぎしたものの、公開はまだまだ先ということもあり、映画『ライアー×ライアー』については一旦棚にしまう感じに。

 

 映画の話が我々の前に再浮上するまでの数ヶ月間、SixTONES界隈はマグロの如く怒涛の供給があり、自分は目の前に出されたそれらを楽しく平らげる事に注力していました。

 一方、森七菜さんも『この恋あたためますか』をはじめ話題作に多数出演され、オロナミンCのCMと共に今や皆が知る『スマイル』の音源もリリース。引き続き『今1番勢いのある』『今をときめく』といったワードをそのまんま体現しておられる方です。

 少なくとも、映画『ライアー×ライアー』の公式SNSが本格的に稼働し始めた頃には、自分の中でも彼女に対する認識は相当鮮明になっていました。

(録画している番組を観ていて、オロナミンCのCMが出てきたらそこはスキップせずに観るくらいにはなっていた。)

 

 さて、そうこうしているうちに映画『ライアー×ライアー』の公開日が2月19日に決まり、所謂番宣活動が本格化し始めました。

 

 自分はこの時期に、はたと気が付きます。

 

 『芸能人ってめちゃくちゃ働いてんな。』

 

 …と。

 

 いやいやいやいや、何を分かり切った事を、そんなん誰でも知っとるがな!と貴方が仰っている声が聞こえますね。まあちょっと聞いて下さいよ。ささ、お座りになって、どうどう。

 そもそも、『知っている』かどうかと、『実感した』かどうかや『己の考えとして腑に落ちている』かどうかは全く別次元の話だな、と上記の時期に思ったんですよ。

 自分も、『芸能人は忙しい』事を知ってはいたわけです。ただ、それ以上でも以下でもなかったんですね。知ったからと言ってどうってことない、的な感じで。

 例えるなら、惰性の世間話で得た情報みたいなものです。『あの店美味しいよー』と言われても、『あの店は美味いらしい』という情報が自分の中に残るだけで、それに実感も特別な感情も伴っていないあの感じです。

 要するに、芸能人が忙しい事を知ってはいたものの、実感したり特別に考えを巡らせたりはしていなかったわけです。

 

 まず最初にそれを実感したのが、北斗の雑誌掲載ラッシュでした。

 表紙だけでも20冊近く、中ページへの掲載も含めると30冊くらいあるんじゃないか?

(把握しているはずもない。)

 恐ろしいのが、これらの雑誌は全てほぼ同時期に発売されたもので、写真のみならずインタビューまでたんまりあるんですよ。しかも全部同じ作品の宣伝活動ですからね。え、脳溶けますやん。

 それとほぼ同時期にあった、森七菜ちゃんのテレビ出演ラッシュも同様です。(何なら今もめちゃくちゃ出てらっしゃる。)

 まあとにかく出てる。『テレビつけたらどこかしらのチャンネルに森七菜いる説』を水曜日のダウンタウンが検証しそうなくらいには出てる。しかもいつ見かけても可愛いし面白いってどゆこと?勿論こちらも全部同じ作品の番宣。彼女、『嘘から始まる2人なのに三角関係』っていう台詞、リアルに100回ぐらい言ってると思う。まだ10代だぞ?時空歪んでない??

(余談ですが、森七菜ちゃんがSHOWチャンネルでSixTONESと同じ回に出演していた時、釣り企画やってたじゃないですか。自分はあれを観て、彼女に対する感情が『可愛いし普通に好き~』から『爆裂可愛い大好き美味しいものいっぱい食べな』に変化しました。TVerで森七菜ちゃんの出演番組もチェックしている。)

 加えて2人とも定期的にMステとかの音楽番組で歌ってもいましたからね。見た目に気を付けて頭使って、歌える状態も用意しておくなんて…あんた…!凄過ぎ!!!

 もしかしたら、あれぐらい働く事は『当たり前』なのかもしれません。ですが、彼等は映画の撮影時点で『主演』という名の大仕事を既にやっていて、且つ番宣活動もやっているわけです。しかも大量の!!何てこったい!!!

 

 おそらく、自分が『番宣活動』なるお仕事に対してこれ程までに衝撃を受けたのは、『演者目当てで映画を公開前から楽しみに待つ』事が初めてだったからでしょう。

 今まで観て来た他の作品に対しては『公開されたら映画を観るだけ』というスタイルでした。しかし今回初めて、映画制作情報解禁から公式SNSの企画に参加し、W主演のお2人を中心とした演者の皆さんや耶雲監督の出ていらっしゃるメディアを出来る範囲ながら追った為、番宣活動のハードさを垣間見ることとなり、『芸能人ってめちゃくちゃ働いてんな』という結論に至ったわけです。

 

 このぐらいまで考えを巡らせた時点で、自分は固く誓いました。

 『絶対この映画を観ねば。』

 元来『北斗が主演でめでたいから観に行こう!』くらいの、それこそおめでたいテンション感で考えていたのですが、連日映画の宣伝の為に働きまくる皆様の勇姿を目撃し続けた結果、自分の中にも客としての『気概』が出来上がっていたのです。

(思い出すだけで気合がみなぎりキーボードを叩く音が大きくなっている。)

 こんだけ彼等は日々この作品の為に働いているんだ。自分が確実に出来る彼等への労いは、映画『ライアー×ライアー』を観て、興行収入の一端を微力ながら担うしか方法がない。

 何としても、この作品に『大ヒット!』の文言をくっつけねばならんのだ!!!

 

 …といった強い気持ちを携えて、公開初日を迎えました。後にも先にも、あれ程映画の公開初日を喜ばしくワクワクして迎える事は無いでしょう。

 

 

第3章 僕が僕じゃないみたいだ

  2月21日日曜日。近場で最もスクリーンが大きい(と思われる)映画館へ。

 道中の電車内ではSixTONESの4thシングル収録曲を聴きつつもソワソワ。落ち着かぬまま降車し、揺るぎない方向音痴を炸裂させつつも何とか会場へ到着。

(Googleマップを起動しその場で360°自転するのは最早外出時のルーティンです。)

 喉が乾いていたので、映画館内の売店でジュースを買いました。ソワソワし過ぎてメニュー表が頭に入ってこなかったので、1番大きく書いてあったドリンクを頼みました。ちなみに味はほとんど覚えていません。多分柑橘系の炭酸だったと思う。

 

 実質人生初実写ラブコメです。(ちゃんと己の意思で腰を据えて観るのはこの時が初めてでした。)久々に来た映画館の雰囲気を堪能したい半分、気持ちを落ち着けたい半分で、着席してすぐにスマホの電源を切りました。

 

 …。

 上映終了後、ようやくまともに呼吸した気がしました。

 初めて『演者目当て』で『少女漫画を実写化』した『ラブコメ映画』を鑑賞した自分は、取り急ぎ劇場を後にし、売店でパンフレットを購入。何かしらの作品を鑑賞した直後特有の余韻に浸りつつ、素直にこう思いました。

 あの映画を観た直後1番最初に頭に浮かんだ言葉は、『眩しい』でした。それはそれは自然に『眩しかったな』と思ったのです。

 

 眩しいものを観た後は視界が白く不明瞭になるものです。『眩しい』と感じたことを自覚した途端、脳内も不明瞭になりました。とにかく何処でも良いから落ち着ける場所と冷たい飲み物が必要だ。

 白い頭のまま日曜日の大型商業施設内をふらついていると、運よく平日の微妙な時間帯かの如く空いているカフェを見つけたので、中に入り、アイスティーを注文して店内の1番奥の仲間外れにされている席に座りました。 

 

 アイスティーを流し込んで身体と頭を冷やしながら、パンフレットを読みました。そこそこ時間をかけて読んだと思う。徐々にいつもの思考回路が戻って来た感覚を覚えた時、既に不明瞭で白い余韻は遠くへ離れ始めていました。もしかすると、余韻と引き換えに思考回路を人質に取られていたのかもしれません。

 気が付くと、自分は手持ちのメモ帳にペンを走らせていました。ペンの動きが止まり、ふと我に帰ると、自分はメモの一番最初にこう書いていました。

 『ラブコメ(少女漫画実写)は超高度技術。』

 

 自分が映画『ライアー×ライアー』を鑑賞して得られた最も大きな収穫は、『ラブコメは技術である』と知れた事です。

 こんな事を申し上げるのは野暮ですが、ラブコメましてや少女漫画の実写ともなると、観劇する人の大多数は結末が分かっています。多分(と言いつつほぼ確実に)W主演の2人はなんやかんやでくっつくし、爽やかな優しい男の子は当て馬だし、親友は良い人で、物語はハッピーエンドなのです。『幸せが動き出したら?ゼクシィ!』『天才てれびくん?MAX!』とかと同じくらい、巷に少女漫画の定石は広まってしまっています。

(余談なのですが、バッドエンドの少女漫画って存在するのだろうか。男女間の健康的(不倫とか略奪とかじゃないやつ)な恋愛を描いた漫画でバッドエンドって自分は見たこと無いんですよね。…今ググったら出てきました意外とあるっぽい。どれも重そうですそりゃそうや…苦笑 )

 これって冷静に考えてみると、作品を作る側としては相当不利だし厄介なはずです。大まかとは言え結末が知られている状態で、2時間客を飽きさせない事が相当難しいのは容易に想像出来ます。

 

 そして、特に自分が上述の技術を感じたのが、作中の随所に散りばめられている『ラブコメっぽい』シーンでした。

 本来、『キュン』と呼ばれるそれは、不意に現れる野生動物みたいなものでもあります。しかし映画の中では、その野生動物を意図的に出現させなければなりません。

 きっとこれは完全なる『技術職』の上に成り立っているもので、演者のみならず各部署の技術が結集した結果、ようやっと1つの『キュン』や『笑い』等の『ラブコメ要素』が生まれるのだと思います。

 

 更に本作は、上述した『ラブコメ』としてのスタンスを保ちながらも、作品全体を『映画』として成立させています。思うに、『ラブコメ的ファンタジー』と『恋愛模様や人間模様としてのリアル』を両立しているんですね。

 『ほほーん、我々をキュンとさせに来とるな!(マスクの下で口角上昇)』というシーンはあっても、『違和感を感じてしまう(首傾げ)』というシーンはありません。少なくとも自分はそう思いました。

 このバランス感覚や絶妙な匙加減のお陰もあり、ラブコメビギナーの自分もスムーズに楽しめたのだと思います。

 

 映画『ライアー×ライアー』に技術を感じた部分は他にもありました。

 まず、個人的に大好きだったのが、湊(みな)の表情!

 透との水族館デートで外に出てからのみな、大学の廊下で烏丸君と鉢合わせしてからのピンクのTシャツを着た湊。この2つのシーンの彼女はマジで世界を救う可愛さ。あの湊(みな)を、あの画角でスクリーンにぶっ放してくれてありがとうございます。

 次に、透のアパートでのシーン。あそこの光(日光?)の入り方が相当好きでした。邦画感が良くて…!透の部屋に入る光はあの感じが最高なんですよ。自分は、あの部屋に居る透が1番美しく見えました。

 あとあと、女子2人組がお喋りするシーンも良い。このシーンは2回目(昨日行ってきた)を観てめちゃくちゃ好きになりました。リアルな女子の会話感とコメディ感との塩梅が気持ち良いです。真樹ちゃんが良い顔するんだこれまた!

 本当は透と烏丸君も色々と語りたい所がまだまだあるのですが、ネタバレになってしまうので我慢。

 

 そしてもう1つ言及すべきは、主題歌の『僕が僕じゃないみたいだ』について。

 自分は、映画の最後に劇場で流れるこの曲を通して、『主題歌』とは一種の音楽ジャンルである事を知りました。

 主題歌が映画の一部になる瞬間というのは、こんなにも晴れやかなのですね。

 ここにもまた、粋な技術が溢れていました。

 

 

 随分と長くなりましたが、以上の内容を踏まえると、『この映画はプロの技術を結集した作品である』と思わざるを得ないのです。

 映画『ライアー×ライアー』は、プロ達の技術を積み重ねて積み重ねて出来上がった尊い映画なのだな、と。

 

 こうして、2月21日日曜日。

 家路につく頃、以前まで抱いていたラブコメ映画に対する価値観はすっかり様変わりしており、まるで自分が自分じゃないみたいな気分で歩きました。

 

 

第4章 すぐライアー×ライアー観るべきだ

 さて、本章では筆者による、

 ①映画『ライアー×ライアー』を特にどんな方へ強くオススメしたいか

 ②個人的オススメの観賞方法

 をご案内致します。

 

 

映画『ライアー×ライアー』を特にどんな方へ強くオススメしたいか

 自分が本作を最もおすすめしたいのは、ブコメ映画や少女漫画実写化映画を観た事が無いor避けてきた方です。

 

 先述した通り、自分はこの映画を観てラブコメに対する価値観が変わりました。

 そんな自分は今回の経験に至るまで、文字通り『ラブコメ』というジャンルを避けてきた人間でもあります。推しグループSixTONESのメンバー松村北斗がW主演の片方でなければ、間違いなくこの作品に見向きもしなかったでしょう。

 しかし、北斗をきっかけに本作を観劇した結果、今では観て本当に良かったと思っています。確実に視野と価値観が広がりました。

 

 もしかすると、ラブコメ系が苦手な方の中には、『歯の浮くような台詞が肌に合わない』という性分の方も少なくないかもしれません。現に筆者もそういった性分ですが、ライアー×ライアーは歯浮きセンサーが発動しなかったので(笑)、自分と近い感覚の方も観やすいラブコメであると考えています。

 

 『少女漫画実写ラブコメの入口』として超適任な映画だと思いますので、少女漫画実写やラブコメの世界に繋がる1枚目の扉をそっと開けてみたい方は、お時間のある時にでも是非、そのドアノブに手をかけてみては如何でしょうか?

 

(余談になりますが、いちラブコメビギナーとして、ラブコメ玄人の方の目には映画『ライアー×ライアー』がどう映るのかが大変気になります。もし貴方がラブコメ玄人の方でしたら、是非ご感想をお聞かせ願いたいです。あと、ラブコメビギナーが2作目に観るのにおすすめの映画があったらこちらもご教授頂きたい…!気が向かれましたら何卒!)

(清々しいまでの他力本願ですが、言うだけ言っておくのはタダですからね。笑)

 

 

②個人的オススメの鑑賞方法

 これに関しては、大声で言いたい。

 

 パンフレットは絶対に買った方が良い!!!

 

 正直、鑑賞の仕方(どんな観方をするか)に関しては、当たり前に映画鑑賞における基本的なルールさえ守っていれば、個人の自由だと思うんです。

 ただ、マッッッッッジでパンフは買った方が良いです。初見の時に買ったからぼんやりしていて全く値段を覚えていないんですけども、確か1000円しなかった気がする。

 各々のお財布事情もあると思いますんで強くは言えませんが、出せるお金がある方はもれなく買った方が良いと自分は思います。

 特に、撮影の裏話・衣装の話・キャラ設定等の制作に関する話題を読むのがお好きな方は200%買って下さい。

 

 自分は初見で観て、その直後に一通りパンフを読んで初見で気になっていたあれやこれやを答え合わせして、パンフの内容が頭に入った状態でもう1度映画を観ました。相当楽しかったです。(この観方は割とベタだと思うので、貴方も同じ事をしたorするつもりかもしれませんね。)

 

 まあ悪い事は言わないので、是非パンフレットは買って下さい。

 もっと映画が楽しくなりますよ〜!!!

 

 

あとがき

 『きっかけ』と呼ばれるものは、大抵予兆無しにやって来ます。

 

 その『きっかけ』の先には、ほんの些細な事があるかもしれないし、特に何も無いかもしれないし、ゆくゆく人生を大きく変える何かが待ち構えているかもしれません。

 まぁどんな影響が出るにしろ、そいつは何者でもない様な顔をして、突然さらりと現れるものです。

 

 自分は映画『ライアー×ライアー』を観劇した事で、それまで抱き続けていた価値観が変わり、視野も広がりました。

 好きな俳優さんも沢山増えました。

 この経験は間違いなく、自分にとって『きっかけ』です。

 思えば、この映画を観るまでの流れも全て、元を辿れば『松村北斗』という名のきっかけに導かれていたのでしょう。彼には感謝しかありません。

 

 今回は、そんな沢山のきっかけを自分に与えてくれた映画に出会えて心底良かったという話をしました。

 

 耶雲哉治監督はじめ素敵な作品を作って下さった制作陣・スタッフの皆様と、原作者の金田一蓮十郎さんに、いち消費者として心より感謝申し上げます。

 森七菜さんをはじめとする出演者の皆様にも、心より感謝申し上げます。この作品をきっかけに、皆さんのことが大好きになりました。

 

 そして、大元のきっかけをくれた松村北斗に、心からの敬意と感謝と愛を込めて。

 

 ここまで読んで下さった猛者の貴方、どうもありがとうございます。

 

 映画『ライアー×ライアー』を大好きな人が、みんなそれぞれにとって幸せでありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 この記事の中に、映画『ライアー×ライアー』に携わっている方々と関係するワードやパロディワード(?)的なものを混ぜています。

 愉快な出来心でやってみたので、物好きな方は探してみると楽しいかもしれません。٩( ᐛ )و