磨くは原石、精製は油脂

SixTONESについてのごくごく個人的な話をします。

【個人的記録】666 CITY liSTeningの感想を残す。

 SixTONESの2ndアルバムリリースに伴い、今年も例のヤツが行われましたね。筆者はこのイベントを心の底から楽しみにしていました。その名も、

 

   SixTONES broadcaST

    「666 CITY liSTening」

〜アルバム今年も"ほぼ"全曲解禁します〜

 

 2021年12月5日(日)の11時55分から19時1分までの6時間66分間、YouTubeにてライブ配信された本イベントは、やはりワクワクを感じさせてくれるものでした。

 そして、自分は昨年の1STリリースの際に行われた同イベント時と同様に、いつの間にかそこそこの量のメモを生産していたわけです。

 

↓1STの同イベント感想記録はこちら。ご興味あれば是非。↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 

 この度も前回に倣って、上述したメモの内容を含む「666 CITY liSTening」の感想を残しておく事にしました。

 今回も、そういった個人的記録です。

 

 

まえがき

 この記事は、「666 CITY liSTening」を視聴している最中及び直後に発生した感想を、ほぼそのまま書いたものです。(該当番組を観ながら裏紙に書いていたメモを基にしています。)

 視聴直後の感覚を残しておく事を目的としている為、文章を綺麗に整える様な作業はあえてしておりません。雑な点も多々見受けられるとは思いますが、それも含めて面白がって頂けますと幸いです。

 尚、筆者は音楽に関する専門的な知識等を持ち合わせている者ではありません。ただ音楽が好きなだけの話したがりです。

 故に、以下の内容は筆者の超個人的感想ですので、予めご了承下さい。

 間違えている事があれば(出来れば優しく)教えて下さると助かります。

 どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

666 CITY liSTeningの感想

例の街について

 毎度のことながら総じて芸が細かい。これに尽きる。流石。

 

 前回と同様に6時間66分をかけて日が落ちていくのは勿論、『街』としての細かな部分にこだわってあるのがよく分かる。車のクラクションや走行音、ヒールの足音、黄色いタクシー、遠くだったり近くだったりで聞こえる話し声、等々。

 ちなみに、あの話し声がSixTONESメンバーの声に聞こえたのは気のせいだろうか?樹と髙地は特に分かりやすかった気がする。

 

 暗くなるに連れて、徐々に街の喧騒が静かになっていき、最終的には流れてくる楽曲以外ほぼ無音になるのとか本当に芸が細かい。

 午後6時台のフィーバータイムはおそらく画面内の街においては深夜帯なので、周囲の店の灯りが消えて、稼働しているのがタクシーのみなのも納得がいく。明るいのは中央にあるSixTONESビル(らしき建物)のみ。

(中央の建物はSixTONESのシマorアジトみたいなものだと自分は思っている。)

(そもそもタクシーがちょくちょく走っていくのも好きだった。黄色いタクシーなのも良いね。)

 

 周りの明るさが減ると、電気が消えないSixTONESビルやその管轄と思しきスクリーン広告が必然的に浮かび上がってきて、よりディテールが分かりやすくなるのも良い。

 

 あと、空がずっと曇っているのも好き。曇った夜空って良いよね。

 そんな深夜の街にCITY収録曲がデカデカと流れているのだと考えて、なんて夢の様な街だろうか、と思ったり。

 

 やっぱり画面中央の建物が何なのか(何の機能を持っているのか)がすごく気になる。

 個人的に、1番手前にあるレンガ壁に▽6のネオンがついてる建物はライブハウスに見えた。地下にライブハウスがあって、上の階にダイニングバーがありそう。

 

 ひょっとすると銀座SonyParkと似ているかもしれない。現実に存在する建物で、ふとあそこが思い浮かんだ。

 

 街全体としては、『行ったり見たりした事がありそうなんだけども、その確信は無い』みたいな印象。夢で見た事ある、くらいの感じ?

 

 

中央スクリーンの映像

 これがまた楽しかった!

 各楽曲に合わせてそれぞれ用意されていて、イメージが搔き立てられるものも多かった。SNSにおけるアイコンみたいな感じ。

(以降、この曲が流れる間だけ中央スクリーンに出てくる映像のことを『曲アイコン』と呼びます。)

 

 

各楽曲の感想

《8am》

 好みです。ギターの音がすこぶる良い。

 今回解禁された曲の中で、1番日常生活との馴染みが良さそう。何回でも聴けるやつな予感。

(1STで言うCoffee & Creamと似た位置づけなのかも?)

 愛着を持たれる曲だと思う。

 

《僕が僕じゃないみたいだ》

 舞い上がる光の粒子(粉)にぶわわーっと包まれる感覚。

 元々から光を感じる曲ではあったが、アルバムの他曲と並べて聴くと殊更分かりやすい。急に開ける。圧倒的にオープンな印象。

 浮かんだイメージとしては、『外への出発』。

 曲アイコンが好き。先が明るいのは分かっているけど、まだ辿り着いていない感じ。光の中へ今から正に飛び込もうとしている僕僕によく合っていて良い。

 

Ordinary Hero

 今1番フルで聴きたい。

 こいつが最も『隠されている』感覚があった。何と言うか、全く見えない。だから最もワクワクしている(させられている)。

 身体に入ってきた歌詞だけでの判断なんだけども、Strawberry Breakfastの世界線と繋がっているのかしら?とも思った。

 

《Your Best Day》

 キュート!!!このタイミングでキュートな曲を入れて来たか!

 体育祭のチアで使うのにもよく似合いそう。パワフルで可愛くて楽しい。

 北斗の声が入ると途端に切実さみたいなもの(少しシリアスな感じ)が出てて、思わずニヤリとしてしまった。スッと影が差す感じ。

 この曲に限らず、北斗の声は味変や色変えの力が強い。おそらく、シンプルに彼の歌声が持つ影響力がかなり大きくなっていて、それがこのアルバムでいよいよ可視化されるんじゃなかろうか。

 

《Fast Lane》

 これは完全にトレンドを吸ったね。

 1分間だけ聞いた限りだと、構造的にはThe Kid LAROIとJustin BieberのSTAYをマイナーコード(暗めのサウンドと雰囲気)に寄せた様に見えなくもない。全貌が気になる。

 音の深度がめちゃくちゃ深いので、こちらの心身の核に迫ってくる感覚がある。Rollin'とセットにして聴くのも楽しそう。

 

【追記】

 どうも、2021年12月10日早朝の筆者です。

 先程気がついたのですが、The WeekndのBlinding Lightsも参考とされていそうな気がします。むしろサウンド的にもバイブス的にもこちらの方が近いとさえ思う。

 そもそもSTAYとBlinding Lightsは骨組みとなっているビートのリズムが全く同じ(少なくとも素人耳にはそう聴こえる)ですし、やはりこの感じがトレンドの1つなのでしょう。

 無論あくまで全てが個人的予想に過ぎませんが。

(Fast Laneのセルフライナーノーツにはトレンドを取り入れた旨が明記されていましたね!)

 

《Good Times》

 ライブでやったら楽しかろうな~!

 仲良い人と行く遅めのランチとか、早めに始める楽しい飲み会とかのイメージ。ハッピーアワーとか!

 ビールのCMにめちゃくちゃ合いそう。

 

《マスカラ》

 圧倒的に『in』の空気。

 内に籠っていて、避けようのない閉塞感が常に漂ってる。自分の周りの空気に蓋をされている感じ。他と並べて聴くと顕著に分かる。

 この曲だけは『室内』の雰囲気が異様に強い。しかも、自分以外は誰もいない、完全に1人だけの室内。

 曲アイコンが好き②。堂々巡りで、決して解けない知恵の輪をずっと触り続けている様なイメージを受けた。

 

《Rosy》

 『CITY』というアルバムタイトルに最も納得感を与える曲。

 楽曲単体で見たら、この曲が1番『街感』があると思う。

 街の中にある出来事や人にフォーカスしたであろう楽曲が多い中、唯一その街を上から俯瞰している画が見える。楽曲の規模感も、ちょうど『街』くらいのサイズ。

(スパイダーマンも街を上から見下ろせる稀有な存在だし、『町』よりも『街』で、やはりCITYというタイトルを裏付けるポジションだと思う。)

 

《フィギュア》

 ほんっとうに良い曲だと思う。しみじみするくらい良い曲。

 マスカラに収録されていた時には顔を出していなかったネガティブの部分が、並びで聴くと妙に鮮明になっていた。顔は笑っていながら目からは涙が流れている感じ。

 昔の親友と飲んだ後の帰り道のイメージが思い浮かんだ。又は、友達の昔話を聞いているイメージ。

 

《Odds》

 好みです②。

 音を前後左右に振っている、3Dな曲。音源だけでz軸をガッツリ感じさせるのが凄い。

 良い音響で聴くと楽しそう。聴く環境によって印象がかなり変わる気がする。

 

《WHIP THAT》

 ド真ん中バキバキEDMだ!

 最初聞いた時、思わず立ち上がってた。んで、サビでジャンプしてた。こりゃじっと座って聴ける曲じゃない。ブチアゲ。

 サビの2回し目でビートのパターンが変わったのに驚く。

 

《Everlasting》

 オープンだけど、1人への開き方。

 何と言うか、全員を救うのだけど、100人いたら100人分まとめて開くんじゃなくて、1人ずつ100人それぞれに開いてくれる感じ。100人が通れる大きいドアじゃなくて、1人が通るドアが100個用意されている。『あなたの為』であると同時に、『わたしの為』でもある。

 こちらはフィギュアとはまた違う帰り道のイメージ。フィギュアがちょっと特別な帰宅(飲み会の後とか)である一方、Everlastingはもっと日常的な毎日の帰宅。

 曲アイコンが好き③。明らかなようで幅を持たせてあるのが良い。日の出でも、日の入りでも、日食でも、月食でも、どうとでも取れる。

 

《Papercut》

 好みです③。1番ピンときた。

 北斗が歌詞をかなり音に寄せて歌っていた印象。

 樹のボーカルが最高。『しびれる』って歌うそのフレーズでこっちがシビれたわ。

 このアルバム、田中樹のボーカルがいよいよキてると思う。彼が何でも出来る人である事が、音源という形で半永久的に且つ大々的に残る予感(という名の確信)がしてる。

 

《Takes Two》

 ミルキー&スウィート。

 ボーカル面における進化が最も分かりやすかった印象。

 この曲は髙地の声の良さがしっかり出そうだなーと思っていたら、やっぱりそうだった。髙地のパウダリーな声が本当に良く似合ってる。

 とりあえず髙地の声は最高。(この曲に限らず。)

 ジェシーの歌声がMAXミルキー&スウィートですんごい。(milky&sweetって書いた方がこの場合は適しているかもしれん。ニュアンス的に。)

 この曲に限らず、アルバム収録曲総じて、ジェシーの声人格がとんでもなく多い。一瞬誰の声か分からなくなった時は大抵ジェシーが歌ってた。

 

《LOUDER》

 好みです④。1番パフォーマンスを観たい曲。

 総じて音が良い。特にスネア。うん、とにかく音が良かった。

 この曲で踊る慎太郎が観られるのが今から楽しみでしょうがない。TVでもYouTubeでも何でも良いんで、とにかく多くの人に目撃される場で是非やって欲しい。世界が揺れるぞ、マジで。

 

《真っ赤な嘘》

 積み木を積んでは崩す、みたいな曲。なんかぽろぽろしてる。

 畳の部屋で寝っ転がって、積み木を指でつまみ上げて積んでは、人差し指でつんと押して崩す、みたいなのを1人で延々とやってる画が見えた。

 曲アイコンが好き④。見ようとしさえすりゃ見えるのにあえて見ず、ピントも合わせない感じ。ぼんやりした赤っぽい映像からそういうイメージを受けた。

 

《With The Flow》

 並びで聴くと、思っていた以上にかなり重量が軽い。

 車のCMにぴったりだと思う。国産車SUVとかどうだろうか。

 1人でもカップルでもファミリーでも乗れて、どこにでも行ける様な、誰でも乗りやすい中型車のCMがよく合うと思う。いや待て、この曲の軽やかさを考えると軽の方が良いかもしれんな…。うーん、小ぶりなSUVくらいがベストな気がする。

 

《Dawn》

 新顔だー!(筆者はこのテイストの曲を聞いたことがほとんどなかった。)

 シリアスだがストリートの香りもする。ちょっとこれはフルを聴かんことには始まらんやつだな。

 音響がすげえ。SONYパワーを感じる。シリアスな3D。Fast Laneとはまた違う深さなので、音源が手に入ったら是非聴き比べしたい。多分、下に深いか奥に深いかの違いだとは思うのだけど、どっちがどの深さまでかは聴き取れなかった。

(曲名から考えれば、Dawnが下に深くてFast Laneが奥に深いのが妥当ではあると思うが…。)

 きょもさん、特にこの曲がとても似合っていると思う。シリアスながら現代的で恐れさえも感じさせる雰囲気が、本人の歌声や雰囲気によく合ってるし、あの1分で既に彼の歌唱技術も光ってた。

 余談だけど、きょもさんまた歌のバリエーション増えてませんか。手持ちのカードが増えておられた様に思いました。どこまで進化するんや…。

(更に余談ですが、先日のFNS歌謡祭のきょもさんもマジで全てが素晴らしかった。ウエストサイドストーリーを歌ってたやつです。良い意味で別人だった。感嘆のため息つきましたもん。あれを観て、ニュージーズも素晴らしかったのだろうなぁと思いを馳せました。team SixTONESの誇りだよ本当に。)

 

《Strawberry Breakfast -CITY ver.-》

 祭り感!結婚式にぴったりなのでは。

 原曲よりも人数が明らかに増えた感覚がある。もっと大勢で主演女優賞をJust for youしている感じ。

 『uh, wow...』の後ろで動いてるベースがめちゃかっけー!と言うか総じてベースかっけー!

 

 

666 CITY liSTeningからCITYを考える

 今回、『おっ!!!』となったのはOdds、Papercut、8am、LOUDER。

 全貌が気になっているのは、Ordinary Hero、Fast Lane、Down。

 僕僕、マスカラ、フィギュアに関しては、全部『やっぱ良いな…!』となりました。そもそもシングルの時点で当然の様に良かったのですが、多くの曲と並べると結構聴こえ方が違いますね。再確認した点もあれば、発見もありました。

 

 ただ結論として、『通し且つフルで聴かないと何が起こるかは分からない』というのは間違いないと思っています。

 と言うのも、2ndアルバムCITYは、『きちんと通して聴く事によって完成される』色合いがかなり強そうだ、と自分は感じるのです。

 

 そもそも、CITYは形態毎に曲順が違うのが売りでもありますし、各楽曲には『イメージされる時間帯』という明確なポジションが割り振られています。この時点で、本作における曲順の重要度が極めて高いのは明らかでしょう。

 

 更に、1STと比べると、CITYはその全容が全然見えません。

 現時点でほぼ全ての楽曲を解禁したとは言え、まだ明らかにされていない点が沢山あります。

 未解禁ながら既にラスボスの風格を醸し出すCassette Tape。おそらくCITYを音楽作品たらしめる鍵の1つであろう(と筆者が勝手に予想している)、4種のInterlude。

 また、アルバムで初収録の曲は、当然一部分のみ(しかも1分)しか解禁されていません。

 そして何より、我々はまだ、然るべき順番で並べられた状態の楽曲達を聴いていないのです!

(もっと言うと、解禁された楽曲達ですら、第一印象から読み解けるものは1STと比べて圧倒的に少ないと自分は感じています。良いと分かっていても、捉えられている気はしないんですよね。)

 

 現時点で我々から見えているCITYは、ごくごく一部に過ぎません。ケーキの上に乗ったイチゴを1つしか食べていない様なものです。

 

 是非、フルサイズを、通しで。

 ああ!早く聴きたい!!!

 

 

あとがき

 666 CITY liSTeningを視聴したおかげで、自分はCITY及びSixTONESへの期待値が爆上がりしました。

 

 もう本当に早く通して聴きたいです。

 それで各楽曲の印象もかなり変わるのは確実だと思います。

(1STでそうだったので、CITYでもそうなるに違いない。)

 

 いやはや、楽しい6時間66分でした。

(観始めたのは途中からだったけども。笑)

 

 いつも未知の体験とワクワクをくれるSixTONESに、心からの敬意と感謝と愛を込めて。

 

 ここまで読んで下さった猛者にも、心から感謝申し上げます。

 

 SixTONESと、SixTONESを大好きな人が、それぞれにとって幸せでありますように。