磨くは原石、精製は油脂

SixTONESについてのごくごく個人的な話をします。

【未来を見せた六人衆】Feel da CITY(2/19公演)の個人的感想を語る。

※注意※

 本記事はFeel da CITYのネタバレを大量に含みます。

 今後参戦予定の方にはこの上なくブラウザバック推奨な記事です。

 まだ観ていない&参戦の予定がある方には、どうかこれを読まないでくれ!とさえ思っています。是非、貴方の感覚器官を最初に通して欲しい!

 是非ご自身で判断して頂きますよう、何卒お願い申し上げます。

 

 

 

 

 グランメッセ熊本にて行われた、SixTONESのライブツアー『Feel da CITY』の2022年2月19日公演の個人的感想を好き勝手語ります。

 

 今回は、筆者の観たものと感じたものを転写しながら書くつもりです。

 その実、筆者は該当公演のセットリストに準じたプレイリストを聴きながらこれを書きました。各曲の項でも、その曲を聴きつつ書いております。

 気持ちだけはゴリゴリに作った状態で作成しましたので、是非『そういう奴』が喋ってんなぁと思いつつお付き合い下さいまし。笑

 

 

 

まえがき

  まず、筆者は人並みの記憶力しかございませんので、当然記憶が曖昧な部分があります。

 セットリスト・動線については、ネット上に転がった情報を遠慮なく参考にしています。

 無自覚に嘘を言っている可能性も多分にありますが、何卒お許し下さいませ。

 次に、本記事は筆者の感覚を残しておく目的で作成しているため、文章を整える作業はあえてしておりません。

 常体敬体ごっちゃ混ぜ、且つ雑な点も多々見受けられるかと存じますが、それも含めて面白がって頂けますと幸いです。

 また、以下の内容は、あくまでも個人的な感想と解釈に過ぎません。加えて、筆者は音楽やライブに関する専門家でもありません。

 『この人にはこう見えてこう聴こえたのか』くらいに考えて下さい。

 何か間違っていたら、(出来れば優しく)教えて頂けると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

開演前

 既存曲のインストが流れていました。NAVIGATORのインストはやっぱり耳を引く。

 

 照明の数はoneSTほどではないが、決して少なくはない。開演前から高揚感を演出してあってアガった。

(テストを兼ねていたのかもしれないが、壁に幾何学的な模様が映し出されていて、それがくるくる回っていた。他にもやんわりと照明に動きがあった記憶がある。)

 

 モニターは全部で6枚だった気がする。ツアーのロゴが映されていた。両サイド(上手下手)に前方・中央・後方と3枚あって、計6枚。

(ちょっとここは自信が無いです。もしかしたら中央と後方だけだったかもしれない。4枚あったのは間違いないはず。)

 

 開演5分前くらいに、映画xxxHOLiCの予告映像が流れる。百目鬼氏が出て来た途端、会場が明らかに色めきだったのが伝わってきて、マスクの下でにんまりした。笑

(自分の座席の近くは、どうやら北斗担が多かったらしい。開演以降も、北斗がモニターに抜かれる度に周囲の空気がどよめいたりざわめいたりしていて、北斗が多くの人々を虜にしている事を文字通り肌で感じた。)

 

 overtureが流れ始める。

 聴いていて楽しかった覚えがあるので、結構ノれるサウンドだったのかもしれない。EDMっぽかったような…?

 順番に、メンバーカラーの太いスポットライトが1本ずつバチコン!と上から下へ点く。

 来るぞ来るぞ!!!!!!

 

 

本編

《Lost City》

 1曲目がこれか!してやられた!!!最初からもう作りとして上手ぇ!!!

 

 そんでなんかSixTONESが上からベルトコンベアみたく流れてきよる…衣装ギラギラだすんげー。

 ん?!SixTONESが流れて来るやつ、くねくねしとるな…?これまた珍妙な…あ!!!なるほど!S字になっとるわ!こいつは面白い!

 今回のツアーのシンボルとなる機構はこれなのか。(巷で噂の『Sカレーター』ですね。)

 

 今思ったんですが、こうして出されてみると、この曲ってアイドルライブの登場シーンに向いてるわ、と思いまして。

 初めて顔を見せるシーンの持つ『初期衝動力』とバランスが良いし、徐々に熱量が高まっていく感じも幕開けに相応しい。

(しかも、今回みたいに画と声で堂々と魅せる!みたいな場合は尚の事ぴったりですね。この曲にこんなポテンシャルがあったとは…恐れ入ったよLost City…。)

 

 

《Special Order》

 来たぜ!!!!!!ライブで聴きたかったよ!!!!!!

 火系の特効が使われていた。ここら辺から自分は爆踊りしてたと思う。

 常識とモラルの範囲内で理性を捨てました。笑(=ブチ上がっててよく覚えてない)

 

 

《Rosy》

 畳み掛けます!容赦なし!!!

 筆者ペンライト振って踊ります!(=ブチ上がっててよく覚えてない②)

 

 

《Rollin'》

 熱い!RosyからのRollin'は激熱です!!!

 都会の雑踏が見える!街だ!感情の圧倒的発散!ブチかましております!

 1サビ前北斗からの煽り!それを受けた我々は拳突き上げ!雑踏をかき分け進む!(※イメージです)

 火花系のぶっ放し特効あり。無論拳を掲げた。

 

 サビのユニゾン、髙地の声の作用がすんごい。

 TrackONE IMPACTの時のRollin'では樹の声の作用に驚いたけれど、今回は髙地だった。間違いなく彼の歌声における『素材力』が爆上がりしてる。

 Rollin'に限らず、髙地の声が持つ素材の魔力みたいなものが、全てを飲み込む(又は『侵略する』とか『統治する』)ような瞬間をちょくちょく感じて、私は武者震いしてました。怖ささえ感じた。

 この現象は、とんでもなく素晴らしい素材の良さをこちらへ分からせるだけの、彼自身による技術の賜物であろう、と私は解釈しています。

 

 もしかすると、Rollin'のサビは、SixTONESの歌声における一種のパワーバランスを観測できる指標になり得るのかもしれない、とも思ったり。

 やはり、観測的に考えるSixTONESのユニゾンにおける声の作用力2強は田中樹と髙地優吾だな、と再確認した次第です。

 

↓Rollin'における樹の声の話はこちら↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

↓髙地の声の話はこちら↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 

《S.I.X》

 来た!!!!!!ライブで聴きたかったぞ!!!!!!(その②)

 筆者の座席はバックステージ下手側底角の外側(伝わるんかなこれ)だったのですが、ちょうどそのバックステージ下手側底角に設置されているリフターがジェシーの持ち場だったんですよ。こーれはアガりました。

 何故なら、他でもない、『S.I.Xを歌っているジェシーが大好きだから』!!!

 ジェシーの音楽的な素晴らしさがこれでもかと出ている曲だと個人的に思っているので、この曲をパフォーマンスする彼を肉眼で刮目できるなんて願ったり叶ったりの極み!森羅万象に感謝!

 

 んで、刮目したんですけども…。

 最高でした。

 彼のS.I.Xへのノリ方、めちゃくちゃ良い意味で、理解できなかった。

 やっぱりジェシーの感覚器官の仕組みは理解できなかったです。

 漠然と予感はしてました。彼がやっている音の取り込み方は、自分には理解不可能である、と。どの部位で取ってどの部位から出してるか、全く観測できませんでした。

 同時に、大いにフィットしました。理解できずとも、観ていて十分、あの場と聴衆にフィットしていました。だから、ものすごく気持ちが良かった。

 最高の理解不能な体験でした。

 ありがとうジェシー

 

ジェシーとS.I.Xの話をしている記事↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 

~メンバーからのご挨拶~

ジェシー

ニジマスしてた。

 

・きょもさん

→新発売のカードゲームパックの話をしてた。2箱買ったらしい。

 

・北斗

→北斗のターン!話を辞める気配のないきょもさんに被せる形で『いらっしゃいませ~!』を発動。特殊効果により、きょもさんは強制ターンエンド。続けて『画面タッチいいですか?』を召喚。聴衆からサイレント『ピッ』を貰う。ターンエンド。

 

・慎太郎

→会場前方から後方に向かってのウェーブをご所望。ウェーブ中ずっと喋ってる。

 

・髙地

SixTONES熊本初上陸をアピール。

 

・樹

→安定の樹様によるお言葉。仰せのままに。

 

 会場皆、挨拶するメンバーに合わせてペンライトの色を変えていた。素敵です。

 

 

《Dawn》

 印象に残ったパートの1つ。

 端的に言おう。自分はDawnを聴いていて、SixTONESのドーム公演が見えた。もっと言うと、『あれ、何で今私はドームにいないんだろう?』と本気で思ってた。

 そのくらい、この曲はドームクラスの会場で是非やって欲しい。

 

 正直、大きいサイズの会場でライブをするメリットは『収容人数が大きい』事が大半を占めていると自分は思っている。(逆を言うと、それ以外はデメリットの方が多いのでは?とも勝手に考えている。)(素人感覚なので、実際どうなのかは勿論知る由もない。)

 

 ただ、この曲をライブで聴いてその考えがひっくり返った。

 デカい会場でライブをやる意味、音楽的にもめっちゃあるわ。

 Dawnが持つスケールとその影響力が及ぶ範囲を考えると、アリーナクラスですら狭い、と感じたのだ。ドームでやった方が、もっと音楽としても魅力的に映るはずだ、と。

(念の為に言っておくが、これは決して『Feel da CITYで披露されたDawnが魅力的でなかった』という意図の話ではない。正しくは『Feel da CITYで披露されたDawnがあまりに魅力的だった故に、ドーム公演が鮮明にイメージできた』という話なのである。)

 

 …とこんな事を考えていたが為に、樹が立ち位置をとちったのは見損ねていた。(MCで話しているのを聞いて、初めて知った。)

 

 このパートでの自分は、完全にあの『空間』に没入していた。彼等が謎の杖を持って振り回しているのも曲終盤にようやっと気がついたくらいだった。本当に素晴らしかったと思う。

 

 ちなみに、公演の幕間(?)に流れていたトラックで、Dawnのトラックをチョップして組み替えたっぽい雰囲気のやつがあったのが気になった。ただ単にバイブスが似ていて、そう聴こえただけかもしれない…。

(↑この時の照明が、これまたドームを彷彿とさせるものだった。センターステージ上空にある短い円柱型の機構を中心として、半径の線を引くかの如く360°四方八方へ向かって光が放たれており、『やっぱりドームじゃねえか』と感じた記憶が残っている。縦長の会場で円ベースに発するあの光の動かし方は衝撃だった。)

 

 

《Papercut》

 曲が良い。振付も良かった。

 きっとみんな好きだと思うし、今はまだteam SixTONESでない方にも是非観て欲しい。頼むから何とかYouTubeに出してくれんだろうか。

 PapercutきっかけでSixTONESを好きになってくれるパターンが多発すると思う。

 シンプルに『個人的好み』という指標のみで考えるなら、この曲は間違いなくマイベスト5に入る。ライブで聴いて、その感覚は確信に変わった。

 

 

《Odds》

 DawnとPapercutにカチコミ喰らって記憶がかなり薄いです。(白状)

 ここら辺で、メインステージの背面にバカでかいスクリーンがある事に気が付いた。ちゃんと曲に合わせた映像が用意されていて、観ていて楽しかった記憶もある。

 

 

《LOUDER》

 両サイドの各モニターに、ジェシーと慎太郎の名前と、『LOUDER』の文字が。凝ってますな~。

 2人の対極とも言えるダンススタイルを並べて観られる贅沢さ。

 ジェシーはクラシックに大きく踊る。正に『Dance』って感じ。

 対する慎太郎はフレキシブル且つ自由に踊る。『Move』って感じ。

 方向性の違う上手さ。

 この2人は根本的に音の捉え方と表現の仕方が違う気がしている。

 例えるなら、ジェシーは音が見えているタイプで、慎太郎は音を触れるタイプ。

 ライブだとより一層アプローチの違いと化学反応が感じられて楽しかった。

 うん、考えりゃ考えるほど、贅沢な曲とパフォーマンスだね。

 

 

《真っ赤な嘘》

 こちらも両サイドのモニターに、名前と曲名が出る。ちゃんとフォントやらエフェクトやらが曲に合わられていた。芸が細かい!

 

 曲単位でみる演出MVP①。

 遠巻きに全体を観られたからこそ楽しかった。

 感覚としては、真っ赤な嘘の世界を、箱(ゆごほくが中にいる)の外から、完全なる他人事として何となく頬杖ついて見ている感じでした。

 ここは『参戦』よりも、『鑑賞』とか『観測』とか『観察』とか『目撃』とかに近かった。

 

 各モニターの画面が2分割されていて、こちらから見て右がモノクロで映った北斗、左が真っ赤に映った髙地。そのまま終わり近くまで、2人はとつとつと歌い続ける。

 実際2人が歌っているメインステージでは、これと言って派手な演出はされていなかったと記憶している。2人の間に、鏡とも思しき薄い壁が1枚あるだけ。

 曲の終わり、モニターで観ると、白黒の北斗と真っ赤な髙地がゆらりとすれ違って場所を入れ替わり、北斗が赤く、髙地がモノクロになる。

 その後、すとん、と暗転。

 

 

《共鳴》

 きょもさんの『Oh I don't know why〜』パートが好き過ぎる。共鳴の解禁済み音源の中で1番好きなパートかもしれない。

(↑本文はは共鳴リリース前に書き終えていた為、上記の様に書いています。)(リリース後にフルで聴いて益々好きになった。)

 このちょっと横に引きずったノリ、拙者の好物でござんす。ありがとうございます!

 言わずもがな素晴らしい再現性。拍手喝采

 

 北斗の歌が上手い。シンプルに上手い。

 『孤独じゃないってだけで』の部分とかもう本当に凄え。(更に言えば、この歌詞が北斗パートに割り振られたという至高の事実に平伏すよね。お客様満足度限界突破しとる。)

 この曲に限らず、今回のライブを観ていて、北斗の音楽的制御能力がメガ進化してる!と自分は痛感しました。

 

 少々本筋から逸れますが、そもそも、北斗が持つ大きな魅力の1つは『揺らぎ』であると個人的に考えています。

 それを、以前自分は別の記事で、『北斗は言葉と侵食し合っている』とか『日本語との共鳴』とかいう風に言ったのですが…。

(奇しくも『共鳴』という言葉を使っていた!驚)

 ここ最近の北斗は、その『侵食の度合い』だったり『共鳴の度合い』だったりを調節し始めていそうだな、と感じていて。

 言い換えるならば、『感情の揺らぎ』や『声の揺らぎ』における、その揺らぎ方や揺らぎの度合いまでをも本人の意思でコントロールするようになったのでは?と予想しているんです。

 ちょっとこれ以上話すととんでもなく長くなりそうなんでこのくらいにしておきますが、要するに、自分が目撃した北斗は、彼自身の揺らぎをある程度以上は制御下に置いている様に見えた、という話ですね。

 それが特に分かりやすかったのが、共鳴と真っ赤な嘘だったなぁ、と。

 

↓北斗と日本語の共鳴の話はこちら↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 

 

《love u...》

 わーお…これはこれは…。

 メンバーカラーの装飾付きマイクスタンドが6本用意されていて、それが所謂『お相手』だった。

 音が最高に気持ち良かったが故に感覚が聴覚方面へ没頭していて、あんまり彼等の挙動を観られてはいないけれど(視覚が薄れてた)、まぁ間違いなく重いムスクやイランイランの香りがしそうな空間だったと思われます。はい、そういうことです。

 

 

《You & I》

 はい、前述の通りここら辺はもう完全に五感の聴覚優位な状態が出来上がっていたこともあり、ひたすら踊っていた気がします。(理性なんてとうの昔に捨て去ってた。)

 何人か目の前をメンバーが通過したような気もしますが全く覚えておらず…空間としての視覚情報とか肌感覚は多少残っているんですけど、詳細な人物情報は全く残ってなくてですね…漠然とみんな綺麗だなぁと思ったような気もします。

 

 

《WHIP THAT》

 お前を!ライブで聴けるのを!!!待っていた!!!!!

 来いやァ!!!!!!(その③)

 

 お察しの通り、この時の自分は完璧に『仕上がった』状態だったので、体感的にはもう何もかも吹っ飛ばしてましたね。

 

 S.I.Xでジェシーがいたリフターに、今度は樹が降臨。

 かなり高い所まで上がってるのに、そこでめちゃくちゃ飛び跳ねてたのは覚えてる。結構揺れてたけど、お前さん高所恐怖症と違うんか?って一瞬よぎったけど、もうなんか全部どうでも良かった。そのくらいブチ上げのゾーンに入ってました。笑

(勿論声は一切出していないけれども、全然余裕でブチ上がれたのでSixTONESは偉大。)

 リフターが完全に下がりきってないのに、そこそこの高さになったら飛び降りた樹さん。あんた高所恐怖症じゃないんけ?(2回目)とは思いつつも、彼は楽しそうにしていたし、自分も楽しかったのでオールOK!

(余談ですが、このWHIP THATパートでリフターをガッツリ高い所まで上げたのは、めちゃくちゃライブの演出としても上手いと思う。

と言うのも、主役であるアイドルが客席目の前の高台へ上がる=観客の目線が上がる=ペンライトを持つ腕も上がるので、各自が思っている以上に腕を振ってるはずなんですよね。物理的にもブチ上げ促進効果が見込める、というわけです。)

 

 最後の24小節くらいは、ジェシーに倣って愉快なダンスタイムのお時間。

(4小節をジェシーが踊り、次の4小節でメンバー5人が真似をする× 3セットだった記憶。)

 モニター越しで観た限りだと、ジェシーのすぐ後ろにいた北斗が1番楽しそう&嬉々として踊っていて、自分はどこからともなく年上の親類の様な生温かい目線で見守っていました。笑

(流石にここら辺からは視覚も取り戻した。)

 

 

~MC~

 バックステージ→センターステージ→メインステージの順で移動しながらのMC。

 

 余談ですが、自分はこのタイミングでMCを聞きつつマスクのノーズパッドをサッと剥がしてポケットに突っ込みました。

 と言うのも、WHIP THATが終わってふと我に返ったら、マスクが鼻の頭くらいまでずり下がっていたんですよ。これはいかん。

 曇り止めのつもりでマスクにノーズパッドを付けていたんですが、ノーズパッドの厚みでマスクの固定感が減るので、立って踊り頭振りながら観るライブには向きませんでした。すぐ隣に人がいらっしゃるので控えめに動いていたはずなんですけども、WHIP THATではズレるズレる。

(そんで眼鏡もフェイスシールドも曇る曇る。曇り止め処理は施してあったんですけどね…100均の曇り止めでWHIP THATに勝とうという考えがそもそも甘かったようです。)

 結論、ノーズパッドはライブには向かない。

(あくまでも筆者の場合)

(一方で、映画だとか舞台とかの観劇には非常に良いと思われます。じっとしていれば全く眼鏡が曇らないので快適です。)

 

 該当公演MCの内容についてはTwitter等で検索したら沢山出て来るので、そちらをご覧ください。

 おふざけの合間にさらっと北斗ときょもさんが歌ってたそれがまぁ上手い上手い。自分はMC内でも特に1番印象的でした。

 と言うのも、冒頭の『So let's go~』を、始め1回北斗が、それ以降はきょもさんが何度か歌っていて、これがめちゃくちゃ上手い。おふざけの一環なのに…すご。

(最初1発目は北斗が歌ったと記憶しているけど急に自信なくなってきました、もしかしたら嘘を書いてるかもしれませんが許して。)

 

 

《Everlasting》

 良い空間でした。本当に良い空間だった。これに尽きる。

 

 Feel da CITYペンライトのグラデーションモードを、樹が出す『せーの』の合図でカチッと作動。とっても健気な空間でにこにこした。

 

 Lifetimeが『部屋の中から窓越しに眺めた朝焼け』だったとするならば、Everlastingは『自ら迎えに行った朝焼け』だった。

 それを会場全体でやった感じ。みんなで迎えた朝焼け。

 

 きょもさんの進化が止まらない。凄いわほんと。

 当ブログでは散々きょもさんのプレーヤースキルについて語ってきたけれど、CITYの音源辺りから益々魅力的な歌声になっていると思う。

 率直に言えば、『技術の京本大我』から『歌声の京本大我』にステージアップしたと自分は見てます。確かな技術が基盤にある事で、結果的に彼の『歌声』の魅力が激増しした。もっと魅力の範囲が広がった感じです。

 ここ最近、無意識にきょもさんの歌声(CITY収録音源と共鳴収録音源)を聴いていると、一瞬誰の声か分からなくなる現象が個人的に多発していて。『上手い』を通り越して、もう『凄い!』とか『良い!』みたいになっちゃうんですよね。

 Everlastingがピースフルであるにあたって、上述したきょもさんの進化が1役も2役も買っている事は間違いないと自分は考えてます。

 ちょっとこれ以上は長くなるのでこのくらいにしておきますが(既に十分長い)、いよいよ彼が凄いってことを言いたかったんですね、ええ。

 

↓きょもさんのプレーヤースキルの話はこちら↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 

 

Ordinary Hero

 メインステージ背面のスクリーンに出ている映像が可愛い!

 冒頭の街の音が流れてきてアガった。やっぱこの曲はそれを含めての1曲なんでね。

 Everlastingのピースフルな流れを受けつつ、もう少しノリを加えてカジュアルにした感じ。

 

 今ふと振り返ってみて思った事なんだけど、Everlastingの途中辺りからは特に、自分が意識的・無意識的に引いている境界線とか枠線とかがどんどん溶けてor薄れていって、自分自身の範囲が広くなっていったのかもしれない。

 さっきからずっと『空間』というワードや概念が頭に浮かんでて(もっと言うと本能的に降ってきてて)、本記事の文章で頻繁に『空間』ていう語彙を使ってるのにも今気付いた。

 

 

《With The Flow》

 個人的MVPライブアクト!1番居心地が良かったです。

 これはただ単に筆者の思い出なんですが笑、ライブハウスに月1で通っていた頃を思い出しました。感覚的にはかなり近かったと思う。

 

 他のユニット曲同様モニターに名前と曲名が出て、白いスポットライトで1人ずつパチンパチンときょもじゅりが登場。

 割とものものしい(?)登場の仕方だったので『ほう?!この曲でこの感じか!』となりましたが、2人がゆるゆると喋りながら準備をし始め、すぐに会場もゆるっとした雰囲気に。

 きょもはギター背負ってチューニングやらなんやらしていて、その間を樹が軽く喋って繋いでいた。『きょも準備できた?』『いいよー』みたいな流れで、きょもがアコギをジャカジャカと弾き始める。

 樹からの『各自好きなように聴いて楽しんで下さい。(意訳)』との言葉があり。『あ、私もここに居ていいんだ。』ってなった。ありがとう樹。

 

 2人は向かい合ってアイコンタクトしつつ、4小節くらい(8小節かも?)きょものアコギに合わせて、樹が新作書き下ろしor即興と思われるラップをしていた!!!

 最高です。はちゃめちゃにカッコ良かった!

 この時はきょものギターの音と樹のラップだけが会場にあって、完全に2人のみによる空間だった。

 

 その後、同期音源も加わって、CD音源化されている楽曲本編の歌唱がスタート。

 いやーめちゃくちゃ気持ちの良い空間でした。

 

 

《Your Best Day》

 ファンサービスタイムがスタート。

 髙地から『今からそちら側へ行きますが声出しお触りはご遠慮くださいね~(意訳)』との前置きがあり、トロッコが発進。

 

《"Lough" In the LIFE》

 続・ファンサービスタイム。

 かなり丁寧&くまなくトロッコが会場全体を走行していて、ファン想いだなぁと感じた。多分会場にいる全員がこの時間でメンバーの誰かしらを目視できていると思う。

 

《Strawberry Breakfast -CITY ver.-》

 まだまだ続くよファンサービスタイム。

 かく言う自分の近くは、慎太郎が割と頻繁に通ってくれた印象が残っている。次点で樹と北斗かな…?とりあえずこの3人はトロッコと共に目視した記憶があるので、多分通過したはずだけど…すんません自信がないです…。

 とりあえずみんな綺麗でした。それだけは胸張って言える。みんな綺麗だった。

(いざ本人達を目の前にすると脳がバグるっぽいです。マジで何も思い出せん。)

 

 

《フィギュア》

 バックステージでやってくれたので、運良く肉眼で観られた!パフォーマンス含め大好きな曲なのでとても嬉しい!!!

 

 慎太郎の動きが冴え渡ってた。最高。これを観たかったのよ。生で観た彼のムーブはやっぱり素晴らしかったです。

(あえてここは『踊り』ではなく『動き』と言わせて欲しい。)

 フィギュアをパフォーマンスする慎太郎、泳いでいるみたいでした。彼が動くと、その周りがきらきらと波立つみたいに見えた。液体ってどこか一点が動くとそれが周りに伝わって波が発生するじゃないですか。あんな感じ。

 

 あと、ここ最近、自分は慎太郎の声の良さをひしひしと感じていて。

 この曲では特にその良さが分かりやすかったと個人的に思います。そもそもフィギュアという楽曲が慎太郎の歌声にパーフェクトマッチしていると考えていたので、尚の事そう感じたのかもしれない。

 以前別の記事で『フィギュアは笑顔で涙を流している様な曲だ』と書いたんですが、その『明るさと暗さの同居』や『ポジとネガの併存』みたいな要素を、慎太郎の歌声にも筆者は強く感じているんですよ。光があるから影もある、みたいな。

(もっと言うと、そういう絶妙なバランスによってのみ存在できる表裏一体の事象を、彼の歌声は常に持ち続けているわけです。言わば、美しい矛盾。音楽的にも如何に貴重な存在であるかは言うまでもないでしょう。)(ちょっとこのくらいにしておきます、気を抜くとすぐ長くなってしまう…。)

 

↓慎太郎の声とダンスの話はこちら↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

↓笑顔で涙を流している話をした記事↓

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 

《NEW WORLD》

 センターステージにてパフォーマンス。

 一体感をビリビリと感じた。

 紛れもなくteam SixTONES(勿論SixTONESを含む)の空間でした。

 

 やはりこの曲を出されると、自分はどうしても意味付けをしたくなったり、意味合いを感じたりしたくなります。ここら辺から最後にかけて、自分はFeel da CITYの持つストーリー的要素を色濃く感じました。考察が捗ってこれまた楽しかった。笑

(この考察については、気が向いたら別の記事にして出すかもしれません。)

 

 

《Imitation Rain(THE FIRST TAKE ver.)》

 メインステージにてパフォーマンス。

 

 曲単位でみる演出MVP②。

 

 いつの間にかメインステージには幕が下りていて、おもむろにImitation Rainの冒頭ピアノが聴こえ始める。

 音源がTHE FIRST TAKEのバージョンで少し驚いた。まさかツアーでも使うとは…!

 

 いざパフォーマンスが始まっても、こちら側からはメンバーのシルエットのみが観える状態。声は聴こえるが、姿は見えない。

 曲の後半、モニターにはメンバーの姿が映され始めたものの、最後まで幕は下ろされたまま。

 

 潔い。好きです。好みです。最高!

(本筋から逸れますが、筆者はここ半年くらいImitation Rainの素晴らしさを腹の底から痛感する事が激増しております。今こそ言いたい。SixTONESのデビュー曲はこれ以外あり得ない、彼等にとっては勿論、team SixTONESにとってもこれこそがデビュー曲なのだ!と。誇張でもなんでもなく、本気で『一生物』の曲なんですよね。最近より一層それを感じています。)

 

 

《マスカラ》

 幕が下りて、メインステージにいる彼等が目視可能に。

 冒頭のギターはやっぱり求心力が激強。一気に世界が反転したとも言える。

 

 冷静になってみると、彼等めちゃくちゃ贅沢な事やってるんですよ。YOSHIKIさん提供曲から常田さん提供曲ってすんごい流れですからね?!字面だけでヤバいもん。とてつもない。

 

 先述したImitation Rainの演出効果もあり、自分はこの辺からまたもや空間没入状態になってました。視覚的記憶が薄いのよ。めちゃ気持ち良かったのは覚えてる。

 

 余談なんですが、SixTONESメンバー全員が30代になってマスカラをパフォーマンスする機会があるかも…と考えると、もうなんか色々すんごくない?!私だけか?!

 

 

《NEW ERA》

 この曲はライブに向いてる。ブチ上げ。

 ライブもいよいよ佳境です。さぁ、拳突き上げ進む我ら!(※イメージです。)

 

 確か、マスカラとNEW ERAはテレビサイズだった気がする。フルじゃない?!ってなった記憶が…うーんちょっと自信ない、円盤で確認しよう…。

(単純に没頭して体感時間が短くなっていた可能性も大いにある。苦笑)

 

 『共に行こう Say yeah!~手を離すな駆け抜けるLife』をライブ会場で聴きたくてしょうがなかった。最高でした。是非このパートは生で聴きたいと切望していたので。心の中でめちゃくちゃSay yeah!したし、頭も振った。これよ、ライブはやっぱりこれなんよ!!!

 

 

 ここに来て!まさかのNAVIGATOR!!!うーわマジか!!!

 全く予想していなかったのでカウンター喰らった。最高。

 事前にFeel da CITY関連の情報は極力遮断するよう努めていて、特にセトリ予想もしていなかったけど、ライブ終盤のNAVIGATORは個人的に完全なる藪から棒だった。最高の一突きでした。

 

 NAVIGATORもテレビサイズだったかもしれん。(自信ないのは同上、円盤にて要確認。)

 

 

《Good Times》

 うーん良い締め方!

 本編ラストにGood Times!大好きです!!!

 

 『今日は良い時間だったね~楽しかったよ~!』ってSixTONESと会場全体で共有できた気がした。とってもハッピー&ラブ&ピースな空間でした。

 文句なしの充足感。満ち足りた会場。

 

 

アンコール

《僕が僕じゃないみたいだ》

 きょもじゅりによる冒頭歌唱。

 その後、きょもじゅりの間から両手を広げた北斗が弾ける様に登場。

 あの時の北斗、曲も相まってMAXキラキラしてた。花背負ってんのかと思ったもん。嘘みたいだけど本気で花と輝きを撒き散らしてる様に見えました。漫画でキャラの重要な登場シーンの背景に花と光を散らすやつありますやん?あれよあれ。

 目を擦りたかったけどフェイスシールドで擦れなかった。幻覚だけど、見えたもんは見えたからさ~報告したかったんです。笑

 

 

《この星のHIKARI》

 さて、前項で花背負った北斗の話だけをしてしまいましたが笑、僕僕から再びメンバーの乗るトロッコが発進。

 

 『Wow Wow Wow Wo…Yeah Yeah Yeah~』はしっかり心の声とペンライトの動きで参加。会場中からWow Wow Wow Wo…の念を感じた。

 

 アンコールにも関わらず歌声が全くバテていないのが凄い。

 目の前の外周を通過したきょもさんが、ファンサービスに夢中で担当パートを途中から歌い始めたのを目撃したんですけども、まーーー上手いこと!

 図らずも『ちゃんと生歌だ!』なシーンを観られてラッキーでした。

(彼等が常々生歌でやってくれている事は当然知っていましたが、いざそれを証拠付きで見せつけられると首を垂れるしかなく…凄いよほんと。)

 

 

《Cassette Tape》

 ラストがこいつか…!参った。もう降参です。

 総じてFeel da CITYは構成が神。Lost Cityで始めてCassette Tapeで終わるのは芸術点がとんでもなく高い。素晴らし過ぎます。

 

 髙地が『君がいない部屋はso lonely』の歌詞を飛ばした直後、思わずマイクを通して『…すいません…』と言っていて。笑

 次に慎太郎が歌詞をもごもごして、同じく『…すいません…』。

 それを受けたきょもさん、『I don't know ~ I'm sorry』のパートですかさず両手を合わせて、申し訳なさそうなお顔と共に『I'm sorry』と仰ってました。爆笑

 見事な3段落ち!回収の仕方がマジSixTONES。最高だぜ!!!(会場中が大ウケしてた)

 

 そんな愉快な事件(?)もありつつ、次第に場の雰囲気はしんみりし始めます。

 時勢柄『君の声 聴きたくて』が染みるし、この曲が終わったら全部終わっちゃうのが分かっているからこそ、歌詞の至る所が重みを増していて。

 あの時、あの場にいた全員が、それぞれの時間を惜しんでた。

 とっても素敵な空間でした。

 

 こうして、SixTONESはメインステージの通称Sカレーターで帰って行きましたとさ、

 おしまい。

 

 

あとがき

 お疲れ様でした!長かったですよね…。

 一応これでも削ったんですけど…おかしいなぁ。苦笑

 

 実は、この記事には裏目的がありました。

 それは、これを読めばFeel da CITYに参戦した気分になれる、即ち『擬似参戦』が可能な記事にする事!!!

 その為に、極力筆者が観たものと感じたものをそんまま書いたつもりです。感想や考察も筆者基準において『音楽的』なものをメインとするよう心掛けました。

 

 元も子もない事を言ってしまえば、Feel da CITYはいずれ円盤化されるはずなんですよ。笑

 なので、わざわざ私がこれをネットの海に出す必要は本来無いんです。所詮書きたい欲だけで書いたものですし(←表目的はこれ)。

 

 ただ、そんな欲の産物が誰かのお楽しみの一端になれるかもしれんな〜と考えてしまったので、ええいどうにでもなれ!と公開ボタンを押す予定です。

(これを貴方が見ているという事は、私が公開ボタンを押したっちゅう事ですね。)

 

 今回参戦したFeel da CITYを一言で言うなら、『SixTONESの未来が見えたライブ』でしょう。

 以前参戦したTrackONE IMPACTでは『可能性と希望と覚悟』がぎゅっと感じられて、配信で観たoneSTでは『圧倒的な期待と有望過ぎる未来』を感じたのですが、Feel da CITYはもっと明確で明瞭に未来が『見えた』感覚がありました。

 

 これからのSixTONESに対する確信を得たライブです。

 観られて良かった!!!!!!

 

 難しい条件下の中、Feel da CITYの開催に尽力して下さったスタッフ・関係者の皆様へ、いち観客として心より感謝申し上げます。

 

 未来を見せてくれたSixTONESに、心からの敬意と感謝と愛を込めて。

 

 ここまで読んで下さった猛者の貴方、本当にありがとうございます。

 

 SixTONESと、SixTONESを大好きな人が、それぞれにとって幸せでありますように。