磨くは原石、精製は油脂

SixTONESについてのごくごく個人的な話をします。

【強かな男】田中樹の音楽的素晴らしさを語る。

 強かな奴って、カッコ良いと思いませんか。

 

 『強か』と書いて"したたか"。

 

 この言葉を良い意味で体現しているな、と思うアイドルがいます。

 

 その人の名前は、 田中樹。

 

 SixTONESのラッパーとして、提供された曲のラップをするのは勿論、Jr.時代より自らリリックを書きライブのソロコーナー等で披露。

 3rdシングル『NEW ERA』期間限定盤収録のカップリング『So Addicted』ではラップ詞を全て英語で書き、ファンの間のみならずその音源を聴いた人々の間でも話題となりました。

 

 今回は、そんな俺らのラッパー田中樹の音楽的素晴らしさを語ります。

 

 

 

まえがき(という名の保険)

 最初にはっきり申し上げますと、自分は音楽に関する専門性や豊富な知識等を持ち合わせた者では一切ございません。

 ただの音楽と考察が好きなスト担です。

 強いて言うならば声フェチってことくらいでしょうか。

 したがって、以下の内容は筆者による超個人的な見解&考察ですので予めご了承下さい。

 間違えている事があれば(出来れば優しく)教えて頂きたいです。宜しくお願いします。

 

 

田中樹の音楽的素晴らしさ

 早速本題へ参りましょう。

 

 彼の音楽的な素晴らしさは、大きくまとめると以下の3つだと自分は考えます。

 

①声そのもの(特に声質)

 

②音楽的に万能

 

SixTONES内における音楽的ポジション

 

 順に解説(という名の考察)していきます。

 

 

①声そのもの(特に声質)

 田中樹の声の素晴らしさは主に声質、もっと言うと声の『材質』と『性質』にあります。

 

 自分が思うに、樹の声質は『金属質』です。

 

 ここからは、その特徴がそのまま歌声やラップの声にも出ているのでは?という持論を大展開します。

 では、田中樹の声における材質と性質をそれぞれ見ていきましょう。

 

材質

 まず樹の声の『材質』についてなのですが、自分は彼の声の材質が先述の通りの『金属』、もっと言うと『そこそこ安定性のある金属』(鉄以上はあると思う)だと考えています。

 樹が日頃喋っている時の素の声は、温度感が比較的クールでひんやりとしており、パリッとした張りのある硬さを感じさせます。

 歌い始めるとそれに伸びや広がりが出始め、少し温度感が足されますが、基本的に『張り』や『硬さ』はキープされたままのことが多い。

 これは金属で言う所の『延性』と『展性』であり、彼の声は歌う事で伸びたり広がったりしても『金属』という佇まいを崩しません。

 また、金属は加工すると刃物にもなります。その冷たい鋭さや素手で触れれば怪我をしてしまいそうな危うさ。ヒリヒリとした緊張感は聴く者へ切実に張り詰めた印象を与え、我々はそんな彼の歌声に息を止めてじっと聴き入る事も少なくないです。

 更に、金属は超高温で加熱すると真っ赤でドロドロの状態になり、途端に素人がとても扱えるレベルではない危険性を持ち始めます。

 実際、田中樹の熱いラップや熱い歌声の攻撃性・危険度・不用意に近付いたらヤバそう感は凄まじく、その様は『真っ赤でドロドロにした金属を聴衆の耳にそのまま流し込んでいる』とも例えられます。

(特に分かりやすいのはIN THE STORMのラップかな。他にも沢山ありますよね!)

 

 

性質

 続いては声の『性質』について。

 ここでいきなりなのですが、私のとある思い出話をさせて下さい。

 

 2020年に行われたSixTONESのデビューツアー『TrackONE-IMPACT-』に運良く当選した自分は、ジャニーズのコンサートに参加するのが初めてだったこともあり、当日起きた全ての出来事にひたすら驚き続けていました。

(公演途中に1回以上は頭がオーバーヒートした感覚があった。ボンっ!と音がする感じ。)

 しかしながら、半端ない情報量と衝撃を身体にカチ込まれつつも、印象的だったことはしっかり記憶に残っているもので。

 その残っていた記憶の1つが、『全員で歌う時(特にRollin'のサビ)に樹の声がめっっっちゃ聞こえてきた』こと。

 これは非常に驚きました。自分はてっきり、ボーカル前衛組のきょもかジェシーの声が1番聞こえるだろうと思っていたので。

 以降何度もテレビ等でSixTONESの歌を聴きましたが、どうもライブで聴いた時ほど樹の声が聞こえてくる感じはしない。

 となると、樹の声がライブの時に目立っていたのは『声量が大きかったから』ではなさそうだぞ。むむむ??

 

 …ここで、やっと私は気がつきます。

 ライブの全てを通してずっと樹の声が目立っていた訳じゃない、『全員ユニゾンで歌っている時』に目立っていたんだ!

 これが意味するのは即ち、樹の声が『他の声に溶けにくい』性質を持っている事に他なりません。

 そして彼の持つこの『声が溶けにくい』性質もまた、声の金属質を助長する要因の1つだと考える事が出来ます。

 安定性のある金属は、基本的に劇薬でしか溶かす事は出来ません。平たく言えば『簡単には溶けねぇよ』ということですね。

(理科の授業みたくなってきましたね…。笑)

(余談ですが、金属"質"を通り越して完全なる『金属声』を持つ稀有な方と言えば声優の金田朋子さん。あの声は特徴的な構成要素が多くそのどれが欠けても出来上がらないと思うのですが、その中の重要な要素の1つが金属声だと思われます。硬さもさる事ながら絶対に溶けなさそう。例えるとすれば、『ちょうど折れないギリギリの細さの金の針金』といったところでしょうか。興味深い声の方です。)

 

 

この声質のラップにおける利点

 ここまでの話で田中樹の声が金属質である事は分かって頂けたでしょうか?

 ではここらで1つ、彼のラップについて。

 樹は俺らのラッパーですから、やはり彼の声質がラップにおいてどう利点なのかも言及しておく必要がありますね。

 

 金属質な声はラップという歌唱法との相性がはちゃめちゃに良いです。

 

 自分の思う大きな利点は2つ。

 

 まず、金属質な声の持つ『硬さ』は音の粒をより明瞭化させます。

 これはちょっと例を挙げて説明しますね。

 お近くにある音の鳴りそうな食器を1つ持ってきて頂けますか?そいつを、箸と1本指とをそれぞれ使って、同じくらいの強さで叩いてみて下さい。2つの音を聞き比べてみると、間違いなく箸の方がキンッとかチンッとかの『角ばった音』がすると思います。それが『音が硬い』という感覚です。

 また、硬い音が出る箸の方が音の縁取りがキッチリある感じで、柔らかい音が出る指だと音の縁取りはもんやりして聞こえるはず。これが音が相対的に硬い時に起きる『音の粒の明瞭化現象』(適当な我流呼称w)というわけです。

 この硬い音による音の明瞭化現象によって、ラップにおいては『滑舌がより良く』『1音1語がよりハッキリ』聞こえるようになる効果が見込めると言えます。これが1つ目。

(今の話、音楽に直接関わった経験のある人や勘が良い人からすると、分かる分かる案件又は既に知っとるよ案件だと思います。)

 

 次に、『声が溶けにくい』性質は『周りの声に埋もれにくくする』効果をもたらします。

 早い話が『金属質の声なら他の声に埋もれる事なく、聴衆の耳にそのままハッキリと届きやすい』ってことです。これが2つ目。

 

 上記の2つの利点を持つ声を既に持っているってのは、ソロラッパーは言わずもがな、周りに声がある状態でラップする人、即ちグループに所属しているラッパーにとってはかなり大きなメリットだと思いませんか。

 

 俺らのラッパーは、素の声の時点で既に強いってことです。最高かよ!

 

 

②音楽的に万能

 文字通り『田中樹は音楽的に万能だ』という話なんですが、本件に関しては特に声を大にして語りたい!

 

 この際ハッキリ言ってしまいます。

 今の田中樹は音楽的に必要とされるであろう能力をほぼ完璧に網羅していると考えて良い。

(と自分は思っています。と言いつつも個人的にはほぼ『確信』しています。)

 

 ラップが出来る。歌える。ハモリもいける。この時点で音感とリズム感と滑舌が良いのは確定です。そんで音楽的な器用さもあると思う。

(ラップやって歌ってハモリもやるなんて器用じゃねえと出来んだろ。凄すぎん?)

 パフォーマンス力もある。自分は少なくとも2020年以降は確実に、彼がライブや音楽番組等のパフォーマンスで『音楽的に』失敗していた印象が全くありません。

 その上、彼は音楽的センスが余りにも良い。聴衆の気分をキャッチするのも上手く、我々がやって欲しいことは全部やってくれます。こちらが熱くなりたい所は熱く、魅せて欲しい所は魅せる。それを毎回、全部をセンス良くこなします。絶対に嫌な違和感を感じさせない。

 リリックも書けます。つまり制作も出来る。勿論きちんと音源として売り物に出来るレベルです。しかも現にそのリリックと音源で聴衆を沸かせている。

 

 彼は音楽に関して百発百中です。

 あんまりに凄い。

(こんなんファンとしてのバイアスがかかりまくったお前の個人的主観だろ!と言われればそれまでです。が、そもそも一般人の考察ブログなんてものは主観を丸めたおにぎりなのでその手の主張を私は気にしません。ここに宣言しておきます。…少々強気で書いています。笑笑)

 

 さて、田中樹が音楽的に万能であることに気がつくと、必然的に気になる事が出てきます。

 

 彼は一体全体、どうやってこの万能さを手に入れたのか。

 

 あくまでも推測と空想の域を出ない話として聞いて頂きたいのですが、樹の音楽的万能さの礎は『膨大な量の音楽を聴いてきた』こと、そしてそれを『継続している』ことにあるのではないかな、と思います。

 雑誌等で、樹本人の『とにかくずっと音楽を聴いている』『トレンドのサウンドは常にチェックしている』『寝る時にはHIPHOPを聴く』といった発言は頻繁に見かけますよね。

 他のメンバーからも、『ゴリゴリのヒップホップがずっと流れているのが樹部屋』とか『樹はいつも音楽を聴いている』とか言われているのを良く耳にします。

 このようにして樹が聴き溜めていった音楽達は、彼の音楽的な引き出しを増やしたはずです。今も尚、それは増え続けている。 

 そして、音楽的引き出しをどんどん増やしている故に、田中樹の音楽的学力のようなものが『あるライン』を越え始めたのではないかと自分は予測しています。

 

 実は、この『樹の音楽的学力みたいなものがあるラインを越えること』は、『数学を極め切った人の生き様』と限りなく近いものがあるなと自分は感じていてですね…。

 

 数学を好きで極めるタイプの人達は、手軽に買える既存の参考書や問題集に載っている問題を必ずどこかしらのタイミングで全て解き終えます。別解も全て頭に入っている。それらの問題を解く為に使う公式の証明までをもやり尽くし、いよいよ奴等は『数学的に暇だ』と言い始めます。(そんな奴が実際に同じクラスにいた)

 中高大と手元にある問題を解き尽くし、飽きてしまった数学狂い共がその次に何をしようと思うか。(こんな書き方してごめん)

 新しい数学の定理を見つけてやろう、まだ誰にも解明されていない予想を証明してやろう、数学に新しいジャンルを作ってやろう。

 各々が数学内のやりたいことで、論文という名の作品を制作し始めるわけです。

 それに成功すると、世界の数学好きの間では大騒ぎになります。その人は『数学史に新たな歴史を刻んだ』として表彰されたりニュースになったりする…。

 

 …これの音楽狂いver.のルートを田中樹は辿っているんじゃなかろうか。

 自分にはそう思えてなりません。

 

 本筋から少々逸れるのですが、田中樹のいよいよ手がつけられない凄さは、あの音楽狂いめいた『音楽を1日中聴き続ける』とか『寝る時にHIPHOPを聴く』とかいう行動を本人が何の疑いもなく『当たり前』として認識していそうな所にあります。いや多分してると思う。

 良い意味で何かに対し狂っている類の人々は、皆往々にして自らを狂わせたものに関する己の言動や考え方に疑いを持ちません。『偉人 クレイジー』とか『ミュージシャン 逸話』とかで検索をかけたらこの世のものとは思えん話がまぁゴロゴロ出てきます。

 まあ検索して出てくるような突飛な事はやらなかったとしても、樹のマインドやスタンスはかなりその手の人に近そうだなと思っていて。

 

 もし樹がその手の音楽狂いならば、作詞作曲をすることや、作品を世に放とうとすることは本人にとってもごくごく自然なことでしょう。

 そんでそれらの音楽作品のうちのどれかが、世界の音楽好きの間で大騒ぎされるレベルに達するんじゃないかと私は考えてしまうんです。

 そう遠くない未来、樹が世界的バチイケ曲を作ることは決して夢なんかじゃない。

 

 仮の話ですが、もしSixTONES全員がそれぞれ完全自己プロデュースのソロ音源を出すことになり、『1人分の音源だけ聴かせてやる』と言われたら。

 SixTONES箱推しの私は、苦虫を噛み潰したようなくちゃくちゃの顔でこう言うでしょう。

 『田中樹の作った音源を聴きます。』と。

 

 

SixTONESにおける音楽的ポジション

 ここからは、①と②の内容をSixTONESに還元する際の話をします。

 

 まず!全てを放り投げてでも書くべきは、

 SixTONESのユニゾンの要は田中樹』

 ということ。

 

 声が金属質である事は一見するとグループの中で『浮く』現象を起こしてしまいそうな気もしますが、樹に限ってそんな事はありません。

 持ち前の音楽的万能さをフル稼働させ、その場に応じた最適解、即ち満点の声を用意し、毎回きちんとSixTONESの面子を保たせている。

 加えて、もうこれはほんと激烈に素晴らしいなと思うんですけれども、声の観点から見た時、田中樹はSixTONESのユニゾンの『パッケージ』の役割を果たしているんですね。

 以前別の記事で髙地優吾の音楽的素晴らしさを語り散らかした時に、『髙地の声はメンバーの声を緩やかに繋ぐ役割だ』という考察を大展開しました。

 髙地が緩く繋いだ声の塊に、樹が綺麗にメッキをかけて強度を足す。

 そのおかげで、6人の声が『ユニゾン』として見事にパッケージングされているのだ!と自分の中で勝手に結論付けています。

(これが最も分かりやすいのが前述の思い出話に出てきたRollin'のサビ。『6人完全ユニゾン』だからこそ、樹のメッキがめちゃくちゃ良い仕事をしています。ライブ円盤だともっと分かりやすいかも。ただ無闇にハモりゃ良い曲が出来る訳じゃないと分からせてくれる。必聴。)

 

追記

 重大な事を書き忘れていたので追記します。

 前述の『樹メッキ』についてなのですが、この『声によるメッキやパッケージング』は具体的にどういう作業をしているのか?という話をし忘れていました…!これ個人的に超大事。

 

 溶けにくい金属質な声の場合、ユニゾンで声を合わせるにあたって、『周りの声に自分の声を溶かす』手法は難しいと分かる。

 じゃあどうするのか?

 それズバリ、『溶けずとも馴染ませる』。

 つまり樹の声は、他の5人の声に溶け込んだ成分になると言うよりも、『5人の声を外側から馴染ませる様にしてパッケージング(メッキ)する』ことで、『樹の声』から『SixTONESニゾンの一部』になっているわけです。

(だああ!気付いて良かった〜これ書くと樹メッキの解像度変わりません?結局持論ですが笑)

追記終わり

 

 そしてここぞという時には、超高温に熱した歌声やラップをオーディエンスの耳に容赦無く注ぎ込む。融解した金属を扱う操作は、比喩的にも実質的にも読んで字の如く職人芸。

 

 更に、樹の持つ音楽的な引き出しの多さは、必ずやグループの為に役立ちます。

 てかもう既に本人もSixTONESもそれを分かった上で役立てていると思う。

(So Addictedは勿論、SixTONESANNの36局ラップチャレンジとかね。きっと私が見えていないだけて他にも山程あるんだろうなぁ。)

 

 田中樹、ありがとう。

 

 

 

 

髙地優吾の音楽的素晴らしさを語り散らかした前述の記事はこちら↓ご興味あればぜひ。

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 

 

 

あとがき

 冒頭にこう書きました。

 

 "強かな奴って、カッコ良いと思いませんか。"

 

 自分は、この『強か』という言葉が他でもない田中樹の為に出来た言葉なのではなかろうかと思ってしまう。

 

 『強か』という言葉には2つ意味があります。

 

 1つは、『自らの為に賢く計算高く立ち回るさま』という意味。

 音楽面で、毎回賢く計算高い判断をする樹。

 それ以外の部分でも、彼は上手くクレバーな立ち回りをする事が多いです。

 その言動を見ていて感じる事があります。

 彼とって、この意味における『自ら』とは『俺を含むSixTONES』なのではないか、と。

 

 もう1つの意味は、『周りからの圧力には容易に屈しないほど強い』という意味。

 どうやら本来はこちらの意味だそうです。だから『強か』と書いて"したたか"と読む。

 樹の声は時に、他の追随を一切許さぬ『底無しの強さ』を発する事があります。

 その声でぶっ放されるラップはとてつもないエネルギーの放出で、彼は有無を言わせず聴衆を圧倒し、百発百中で仕留めます。

 

 音楽面以外でも、田中樹の強かさに他の5人が助けられているであろう事はそれとなく感じられますよね。

 team SixTONESも、幾度と無くそれに助けられている自覚があるんじゃないでしょうか。

 少なくとも自分は、その様に思っています。

 

 強かな男の田中樹に、心からの敬意と感謝と愛を込めて。

 

 ここまで読んで下さった猛者にも、心より感謝申し上げます。

 

 彼と彼を大好きな人がそれぞれにとって幸せでありますように。

【きょもほく専売品】on eSTの衣装から《ってあなた》を読み解く。

 昨今話題のトピックは数多ありますが、その中でも一部界隈限定ながら大激震を走らせたものがあります。

 

 1/6にリリースされたSixTONESのファーストアルバム『1ST』初回盤B:音色盤に収録されているユニット曲《ってあなた》。

 

 あの『きょもほく』がユニット曲をやる!

 その知らせが届くや否や、あるスト担は狂喜乱舞し、あるスト担は喜びの余り嗚咽し、またあるスト担は三途の川の手前の岸までは見たと言い始めるほど。吉報を受け界隈では文字通りの大騒ぎになりました。

 

 そして今も尚、大騒ぎは続いています。

 

 まず曲が良い。歌割りも良い。歌詞も良い。MVも良い。ビジュアルも良い。世界観も良い。そもそもきょもほくってのが良い。

 《ってあなた》は各所で『良い良いの祭』を自然発生させました。

 

 言わずもがな自分も良い良いの祭に参加し、参加出来ぬ時にはその様子を横目で見て『むむむ、これはあまりにもきょもほく…』とギリギリ意味が通るのか通らんのか分からんことをブツブツとボヤく始末。

 

 そんな祭りの最中、先日の生配信ライブ『on eST』が決定。それに伴い、《ってあなた》のパフォーマンスも配信されることに。

 

 自分も嬉々として参戦し、いよいよやって来たきょもほくのターンを目に焼きつけるべくPCを繋いだテレビの画面を凝視していました。

 そろそろか、そろそろだな、来た!!!

 

 …衣装があまりにきょもほくやん。これはきょもほく!

 

 以前、生配信ライブon eSTの感想記事の中で、自分は《ってあなた》についてこんな事を書きました。

 個人的には衣装の違いも注目ポイントかなと思っています。

 黒を基調とした服で、大きいフードを被って胸元やらお腹やらのファスナーが開いたままのきょも。対して白基調の服で穴の空いた傷んだ服に眼鏡の北斗。

 これは別途考察を書く予定です。

 

 この『別途考察』こそが今回の内容です。

 

引用した文章を含む配信ライブon eST 1/7公演の全曲感想記事はこちら↓ご興味あれば是非。

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 と言うわけで、生配信ライブon eSTでのパフォーマンスの際にきょもほくが着用していた『衣装』にフォーカスを絞り、《ってあなた》の物語を考察して行きます!

 

 

まえがき

以下の内容への保険

 以降の内容は筆者の完全なる主観に基づく解釈・考察になります。勿論、自分は衣装に関する専門家でも何でもありません。

 ただの考察したがりなSixTONESファンによる文章と思って頂き、何卒ご容赦下さい。

 また、衣装につきましても私の曖昧な記憶を元にして書いておりますので、ディティール等間違えているかもしれません。

 間違っていたらぜひ(出来れば優しく)教えて頂きたいです。どうぞ宜しくお願いします。

 

物語の設定

 今回は『衣装』について語りたいので、物語そのものの大まかな筋書きについては最初に仮のものを用意しました。

 あくまで私の考え方なので、これが正解ではありません。解釈の正解は楽しむ人の人数分あります。考察を展開するにあたっての便宜上のものだと思って頂けると幸いです。

 

1.きょもほくは別の世界線にいる。

 

2.相手の女性は同一人物で年上。(各世界線に1人ずつ存在しているとする。)しかし人が同じなだけで、言動まで完全同一ではない。

 

3.女性との関係は順調ではなかった。

 

4.紆余曲折の末、きょもほくはそれぞれ女性にフラれてしまう。

 

 上記4点を設定し、以降話を進めて行きます。

 

 

本題 衣装から考察する《ってあなた》

 まず、自分はきょもほく共にトップスが曲中における彼等の精神状態や心を表現していると捉えました。

 これ以降に出てくる考察内のきょもほくは全て『《ってあなた》の世界の住人の京本大我松村北斗』となりますので、ご注意下さい。

 

 では、1人ずつ詳しく見ていきましょう。

 

 

京本大我の場合

 きょもの衣装の主な特徴はこちらの4つ。

 

 ①真っ黒のパーカー

 ②大きいフード

 ③パーカーのファスナー

 ④ファスナーは開いたまま

 

 順に考察して行きます。

 

①パーカーの黒は精神の色

 きょものトップスは黒いパーカーです。

 このことから、おそらく彼は女性と出会う前から多少なりとも精神が荒んでいたのではないかと考えます。

 以前より煤を被った真っ黒の精神状態だった彼は、もしかすると女性と出会ったことで何かしらの光を見出したかもしれません。ときめきだったり、憧れだったり、恋心だったり。

 しかし、もう彼女は彼の横には居ません。

 彼の心に差したと思われた光は、彼女と共に消えてしまったのでしょうか。

 彼の心は今日も真っ黒です。

 

②大きいフードを被っている理由

 きょもの衣装で自分が1番目についたのはこの大きな黒いフードでした。

 1曲通して彼はフードを被っていましたね。曲中にフードが目にかかるくらい深く被るシーンも見受けられました。

 即ち、きょもは彼女が居ない現実を見るまいと思っているのではないかと思います。

 フードを取ってしまえば、彼女が側に居ないことがいよいよ彼の中の現実になってしまう。

 ならば、フードをより深く被ればいい。

 見なければそれを実感する事はありません。このまま彼女が居なくなった事実も無かったことになれば良いのに。

 そう思いつつ、どんどん彼の視界も黒くなっていきます。

 

③パーカーにファスナーをつけたのは誰か

 彼の黒いパーカーには、位置も数も長さも不自然なファスナーがついています。

 このファスナーを彼の黒い精神に縫いつけたのは誰なんでしょうか?

 もし彼女だとしたら、どういうつもりだったんでしょう。彼女は遊びのつもりでファスナーをつけたのでしょうか。

 彼からすれば、彼女から心に銀色のきらめきを貰ったように見えたかもしれません。でもそのきらめきも今は虚しいだけ。ますます目を開けるのが嫌になり、フードをまた深く被るしか彼にはなす術がありません。

 

④開けっ放しのファスナー

 彼女がつけてくれたファスナーは、開けっ放しです。誰が閉めるのでしょう?

 彼はきっと気が付いているはずです。

 このファスナーは他でもない、自身の手でひとつひとつ閉めなくてはならないと。ですが、恋しい彼女がつけたファスナーを自分で閉めることは、彼にとって彼女との思い出に蓋をすることと同義。

 彼女は俺を遊んだのかもしれない。そしてそのまま、元に戻さずに行ってしまった。

 …もうやめてくれよ。

 

 

松村北斗の場合

 それでは次に、北斗の衣装の主な特徴である

 

 ①白いトップス

 ②トップスは少し汚れていて穴も空いている

 ③赤い糸によるステッチ

 ④眼鏡(度が合っている設定で考察します。)

 

 の4つを順に考察して行きます。

 

①トップスの白は精神の色

 北斗のトップスの地の色は白でした。更に言えば、ボトムスも白でしたね。全身白。

 察するに、彼は彼女に出会う前から純粋な人だったのでしょう。

 もしかすると、これほど狂おしいまでに恋しく思った相手は彼にとって彼女が初めてなのかもしれません。彼の全てを投げ売って彼女を愛したのかもしれない。

 しかし、もう彼女は彼の横には居ません。 

 彼の純白の心は、彼女と同じくもう戻らないのでしょうか。残された彼が着るそれは、所々薄くグレーになってしまいました。

 今日の彼の心は、真っ白とは言えません。

 

②トップスが傷んでいる理由

 こちらも北斗の衣装で特に目についた特徴でした。全面ダメージされた白のトップス。

 真っ白だったはずがそこかしこに穴が空いて、完全に修復不可能な状態です。

 ここまでのダメージを彼に与えた存在、それは間違いなく彼女でしょう。今でも忘れられない、恋しい彼女につけられた沢山の傷。

 ボロボロの袖口で何度も涙を拭う北斗。一体何故そんなことを続けるのか。

 心は元には戻らない。癒やしてくれる人も居ない。治してくれる人も居ない。

 でも、この心と服に空けられた穴と、傷と、汚れは全て彼女がやったものだから。

 側から見てみっともないかどうかは問題ではない。彼女の存在が近くにあるかどうかが問題なのだ。不毛な事とは分かっているけれど。

 そう思いつつ、また彼は涙を拭います。

 

③トップスを赤い糸で縫ったのは誰か

 彼の白いトップスの肩辺りには赤い糸でステッチがしてありました。

 このステッチを縫いつけたのは誰なんでしょうか?

 もし彼女だとしたら、何の為にわざわざ縫ったのでしょう。遊びのつもりで?それとも意図して?何故赤い糸を使ったんでしょうか。

 北斗から見れば、彼女から貰ったプレゼントのリボンの様に思えたのかもしれません。しかしながら、そのリボンを解いても中身は無い。

 目から勝手に溢れ出てくる涙をまた、ボロボロの袖口で拭うしか彼には術がありません。

 

④眼鏡をかけて見ようとしたもの

 心身共にボロボロの彼は、何故か眼鏡をかけていました。一体何を見ようとしているのでしょうか?

 彼はきっと分かっているはずです。

 このまま彼女の幻影を追ってばかりでは自分がダメになってしまう。彼女のことはもう思い出にして、現実を見なくてはいけない。もう十分ボロボロになった。もう良いだろう。

 そうだと分かっている。痛過ぎるほどに。俺が1番分かっているのに。

 何故?何故涙は止まってくれない。

 …冗談でも笑えない。

 

 

衣装から考察する故の考察

 以上の内容を踏まえつつ、更に私が考えているのが、『曲の世界のきょもほくは服(衣装)を自ら着ているだろうな』ということです。

 

 成人男性は基本的に自分で服を脱ぎ着します。よほど親密な仲ではない限り、服を脱がされることはまだしも服を着せてもらうことはないと考えた方が自然でしょう。

 

 つまり、曲の世界にいるきょもほくは、これまでに述べた意味(と言う名の考察)を含んだ服を、『自らの意思で』『自らの手で』着ていたと考えられます。

 もっと言えば『自ら望んで』着ているのかもしれない。

 

 そうだとすると、更に見えてくることがあります。

 

 京本大我は、自ら進んでフードを被って視界を塞ぎ、再び闇に身も心も落とした。ぽっかりと開いたファスナーを未だ閉めようともせず、それを彼女に縫いつけられた服に彼はあの日から袖を通し続けているのかもしれない。

 一方松村北斗は、純真無垢だったはずの心を女性に傷つけられ修復不可能な穴まで沢山空けられた。それと同じ有様で彼女の面影が見えてしまうトップスで涙を拭う為に、彼は己の意思でようやっとその服を着たのかもしれない。

 

 彼等がその服を着替えようとするまでには、もうしばらく時間がかかりそうです。

 彼女と、彼女との思い出に見切りをつけるなんてことは到底出来そうにないから。

 

 

あとがき

 きょもほくにはかなり悲しい目に遭ってもらうことになってしまいました。ごめんよ…。

 因みに、きょものファスナーと北斗の赤い糸のステッチに関しては、『自分自身で縫いつけたルート』もアリだなと思っています。

 これはこれで、別のしんどい感じになりそうで趣があるのでは?などと考えたり。

 あとあと、北斗の眼鏡は『度なしルート』と『度が合ってないルート』も良さそう。くぅ、いくらでも考えられますね!笑

 

 さて、ここまでの内容を書いていて自分は気がついたことがありました。

 

 それは、《ってあなた》がとても受け皿が広い曲だということ。

 自分がこれだけ楽しみながら好き勝手に、且つこの曲を通して『衣装』から考察をすることをやったからこそよくよく分かりました。

 この曲の持つ、消費者に対する包容力はとてつもない。

 

 受け皿の広さは、優しさです。

 

 音で、歌詞で、MVで、衣装で、ステージで。

 数々の方法で聴衆を楽しませ、我々の想像を掻き立ててくれながらも、誰も置いてけぼりにはしない。

 かと言って、何かを無理強いすることもない。今回私は好きで考察を行いましたが、何も考えず、ただその美しさに見惚れ、聞き惚れることも出来る作品ですよね。

 

 ちゃんとこちらへ向けた材料を用意した上で、『あなたの好きに楽しんでね』と我々に提示してくれている気がするのです。

 加えて、その提示だけで終わるのではなく、ちゃんと『誰もが好きに楽しめるように』作られているのだな、と。

 

 これは、エンタメという括りの中で最も優しい形の1つなのではないでしょうか。

 

 世界観こそ刺激的ですが、自分は上記の考察を通して、この曲の持つ優しさにやっと気がつく事が出来ました。

 

 溜息が出てしまうほどの美しさと広い優しさを併せ持つ曲、《ってあなた》。

 

 この曲に出会えた事を嬉しく思います。

 

 様々な形で楽しめる《ってあなた》を生み出して下さった作家陣・スタッフの皆様と、今回考察の材料にさせて頂きました衣装を作って下さったスタッフの皆様に、いち消費者として心より感謝申し上げます。

 

 そして、この素晴らしい曲を見事に各媒体で表現し、我々に魅せてくれた京本大我松村北斗に心からの敬意と感謝と愛を込めて。

 

 ここまで読んで下さった猛者の貴方、どうもありがとうございます。

 

 彼等と彼等を大好きな人がみんなそれぞれにとって幸せでありますように。

 

【天才or秀才】on eST生配信で目撃した京本大我の歌唱の進化を語る。

 SixTONESの音楽面を語る上で欠かせないボーカル前衛組の1人、京本大我

 

 元来より歌えるジャニーズとして名を馳せ、数々のミュージカルにも出演。

 ジャニーズファンだけでなく、音楽好きやミュージカルファン、関係各所から一目置かれている存在であることは皆様ご存知でしょう。

 

 そんな彼は先日の配信ライブ『on eST』でもまた、更に進化した姿を魅せてくれました。

 

 自分は配信を観終えて余韻に浸りつつ、始めは『SixTONES可愛い』だの『SixTONESすごい』だのと脳汁垂れたツイートをしていましたが、ふと我に返って思いました。

 

 きょも、また歌上手くなってねぇか?!!?

 

 

 今回は自分が観賞したSixTONESの配信ライブ『on eST』の1/7 昼夜2公演、その中でも本編最後の曲であった『Life time』に焦点を絞り、そこで自分が感じた京本大我の歌唱(特に表現の手法)の進化について勝手に考察します。

 

 

 

『Life time』で目撃した京本大我の進化

 

序章(概要と保険)

 まず結論から言います。

 京本大我の歌唱において自分がこの曲から強く感じた進化。

 それは、彼が『発音による味付け』を本格的にやり始めたことです。

 

 以前同配信ライブの感想を書いた時、『Life time』について下記の様な話を書きました。

 

 途中京本無双タイムありましたね!

 京本大我さん、英語の発音がめちゃくちゃ上手くなったことで『発音でニュアンスをつける』手法を本公演通して多発していたように思います。

 この件に関しても別途書くつもりです。

 相当長くなりそうなので。

 

引用した文章を含む配信ライブon eST 1/7公演の全曲感想記事はこちら↓ご興味あれば是非。

shea-butter-six.hatenablog.com

 

 この『別途書くつもり』だった、『相当長くなりそう』な話を今からします。

 

 尚、この記事における内容はあくまで筆者の個人的見解です。自分は音楽的知識を分厚く持ち合わせた専門家でもなければ、音楽を仕事にしているわけでもありません。

 早い話、ただの音楽好きなだけです。

 そこんところ、どうぞ宜しくお願い致します。何か間違っていたら(できれば優しく)教えて頂きたいです。

 

 

第1章 前提の共有(軽めの音楽講座)

 このブログで以降の話を展開するにあたり、まずは前提の共有を行おうと思います。

 と言いますのも、音楽の知識(極微量)を全く使わずして彼の歌唱の進化について考察し書くのが自分にはどうも難しかったんです…。

(ついさっき『拙者に音楽的知識はございません』的なこと言ってた矢先にこの有様、どうかお許しを…!)

 故に、まずはその極微量の音楽知識を説明し、その上で本題に入っていきます。難しいことは全くありませんので、大丈夫!

 

 まず、音の

『アタック(発音)・中身・リリース(終わり方)』

と聞いて、既に知っている又はイメージが湧く方は、以下の説明は読み飛ばして頂いて構いません。この記事では上記の『』内の観点からきょもさんの歌声を考察するつもりです。

 ではお先に第2章へ行ってらっしゃい!

 

 

 

 さて、何のこっちゃ分からんって顔してらっしゃるそこの貴方。怖がらないで下さいね。

 アニメ富豪刑事の神戸財閥からの挑戦状や、うやむやの暗号はじめチムソニの企みに頭をいつも使っている(使わざるを得ない)スト担の貴方ならこんなん余裕ですから。So easy!!!!!!

 

 では、早速参ります。

 そもそも『音』というものは

 ①発されて、

 ②一定時間鳴り続けた後、

 ③消えます。

 

 この音が『歌声』(又は楽器)だった場合、

 ①発音して(声を発して)、

 ②それを一定時間続けて(声を出し続けて)、

 ③それを辞める。(声を出すのを辞める)

 

 ってなりますよね?

 上の話に出てきた①そのもの・そのやり方のことを『アタック』、③そのもの・そのやり方のことを『リリース』と音楽の専門用語内では呼びます。

 加えて、自分は個人的に①を『発音』、②を『中身』、③を『終わりor終わり方』とも呼んでいます。これは完全我流の呼称です。

 

 図式化すると、

 『あーーーーーー。』(声)

  |ーーーーーーー|     (音の模式図)

       ↑                        ↑

      ①   (間が②)      ③

 

 こんな感じでしょうか。

 音と言うものはこれら①〜③のステップが無いと成立しません。全ての音、全ての音符がこのステップにより成り立っています。歌声も同様です。

 そして、歌う時にこの①・②・③それぞれに変化を加えたりそれを組み合わせたりする『味付け』を行うと、それが『表現』を行う為の手段になるんですね。

 例えば、カラオケ採点の加点になる『こぶし』は①、『ビブラート』は②や③に味付けする技法とも言えます。

 

 …イメージ湧きましたかね?(頼む伝わっていてくれ頼む)

 

 では、きょもの歌について①〜③の観点から考察して行きます。

 

 

第2章 京本大我のこれまでの歌唱

 自分はon eST配信ライブを観る前まで、きょもの歌唱に対しては『音の中身や全体で(第1章で説明した音の②の部分や音全体に)味付けをする』印象を持っていました。

 分かりやすいのがBeautiful Lifeの『未来へ急げ』(ビブラートによる音の中身と終わり方の味付け)とか、love u...の『見つけたonly only one』(歌い方そのものをちょい投げやりめにして落ちるような音色にするそのフレーズ全体の味付け)とか。

 音の中身を途中から変化させたり、部分的に音そのもののニュアンスや音色を差し替えたりすることは、元々から彼の良くやる表現の為の手法だと自分は思っていたわけです。

 

 ここで1つ、少々話の筋から逸れつつも大声で言いたいのが、きょもの歌唱技術はこの内容でも十分過ぎるほどに凄いということ!

 もっと言うと、彼の本当の凄さはこれらの味付けを何度やっても毎回ほぼ同じように出来てしまうところにあります。

 例えるならば、『何かしらの球技で毎回全く同じコースを同じ様な動きで通るようにボールを動かす』とか、『何かしらの料理を毎回全く同じ味・食感・見た目で出す』みたいな内容にかなり近いことをきょもは歌でやっているんですよ。凄くないですか?!

 彼の歌には圧倒的な再現性があります。

 つまり、きょもの場合は『気持ちのまま歌っていたら偶発的に良いニュアンスが生まれちゃった』というわけではなく、努力して歌唱技術を習得し、それらを利用した表現を意図してやろうとしているんじゃないかな、と。

 彼は本物の『歌手』なのです。プロです。

 以上の点からしても、彼が努力家であり練習の虫であることは容易に想像出来るよな、と思っています。

 京本大我の歌唱表現における再現性の高さを確実に摂取したい方は、各音楽番組で披露している彼の歌唱をよく聴き比べてみることを切におすすめします。(個人的には特にNEW ERAが超お勧め!)

 『あ!ここ意図して毎回やっとるだろ!!』ってなる事象が多発するはずです。

(特にNEW ERAのAメロはめちゃくちゃ分かりやすい。ありゃもはや職人技です。必聴。)

 

 

第3章 on eST生配信で見た歌唱の進化

 今回のきょもは一味違いました。

 以前の味付けスキル(音の中身や全体に対しての味付け)に加え『発音による味付け』までをも使い始めたんです!

 管楽器をやったことある方は分かるかと思うのですが、以前よりあったスキルが『音色・ビブラート・楽器そのものやマウスピースやリードを変える』テクニックだとすると、今回私が初確認したのは『タンギングや発音を変える』テクニックです。伝わる人限られてんな〜笑笑

 管楽器をやったことない人でも、今回私がきょもの歌に初確認したのはアタック(音の①の部分)での味付けと言えば分かって頂けるかと思います。

 

 それが個人的に最も分かりやすかったのが、生配信ライブon eST本編最後の『Life time』だったんですね。(やっと出てきたLife time)

 特に注目したいのは、『君と超えてく Hard times』の部分。

 まず日本語部分の『君と超えてく』をクリアに歌い、その後の『Hard times』をガッツリ英語発音することで、英語発音でしか生めないニュアンスを作り出しているんです!!

(余談ですが、英語の発音による味付けにおいて金字塔の1人はやはり平井大さんでしょう。英語を素晴らしいニュアンスで発音されるのもさることながら、この方の凄いところは日本語を英語的発音で歌って見事に味付けしてしまう点です。って関ジャムで言ってた。笑

でも本当に素敵なのでお手隙の際にでも是非聴いてみて下さい。やっぱり英語特有の発音によるニュアンスが使えるようになると音楽的に強いんですよね〜。グルーヴ感。英語の発音が上手くなった時点で歌が良くなることはある意味確約されているのかもしれない。)

 もっと凄いのはここから、京本大我はただ英語発音するだけでは終わりません。

 なんとびっくり、『Hard』と『times』の間に息を混ぜつつ、子音[r]の発音を引っ張りながら、子音[d]と子音[t]をごく微量混ぜて『times』を発音していたんです。

 そうするとあのきょもパートのニュアンスが出来上がるってわけなんですよ!!(大興奮)

(という個人的分析です。笑)

 

 上記の味付けを京本大我さんは昼公演オーラス共にやっていたんですね。(ここでまた出る京本大我の凄さ。プロです彼はプロなのよ。)

 

 これをやる為には間違いなく『発音で味付けをしよう』という概念が無いと出来ないはずだと自分は予想しています。

 もしくは『こうすると聴こえ方が気持ち良いな』という感性・センスがずば抜けているか。

 どちらにせよ凄いことです。秀才と天才の違いみたいなものです。アプローチが違うだけで、2公演ともちゃんと同じように発音で味付けしているのは結果どちらでも凄い。

 

 彼は一体この先、歌で何処まで行ってしまうんでしょうか。自分は期待とか楽しみとかを通り越して一抹の恐怖さえ感じています。

 と同時に、底無しの心強さも感じています。

 こんな人がメンバーって最強やんけ!!

 

 

第4章 京本大我と歌とSixTONES

 以上の内容から分かる様に、彼はきっと歌に対して並々ならぬこだわりがあるのでしょう。

 きょも本人が雑誌やラジオ等のメディアで『ジャニーさんにYouはグループにいるのは合わないよと言われていた』と言っていたのも、ある種納得出来てしまう部分があります。

 グループ全員が彼の歌や音楽に対するこだわりを認めた上で、それについて行く又は並走出来るなんてことは滅多に無いはずなんです。

 ついて行く為には忍耐と根性と彼への並々ならぬ愛が必要ですし、並走する為にはきょもに匹敵するだけのスキルや心意気が必要です。

 そんな上手いこといくわけあるかよって?

 私もそう思う。

 

 だけど現に上手くいってるんですよ、 

 SixTONESは。

 

 SixTONESの雑誌のインタビュー等で、きょもが以前よりずっと人一倍プロ意識が高いことや、それ故に他のメンバーとの仕事に対する温度差を感じたことからその昔グループを抜けようと考えていたことについてはちらちらと言及されています。

 

 それでも京本大我は今、SixTONESにメンバーとして居ます。

 それは紛れもない事実なんです。

 

 自分はそれが全てだと思っています。

 それが京本大我の出した答えであり、彼と歌とSixTONESとのあるべき姿なのだと。

 

 

あとがき

 音楽的観点から見れば、京本大我は今後もきっとより益々進化するであろう、期待値の高い超高性能な楽器です。

 

 そしてSixTONESから見れば、彼は音楽と歌が大好きな、大切なメンバーです。

 

 どうか彼に沢山の愛と素敵な音楽が降り注いで欲しいと、切に願っています。

 

 team SixTONESに確かな歌を届けてくれるプロのアイドル京本大我に、心からの敬意と感謝と愛を込めて。

 

 ここまで読んでくださった猛者の方、本当にありがとうございます。

 

 彼と彼のことを大好きな人が、それぞれにとって幸せでありますように。

【気が向いたら読んでくれ】髙地優吾の音楽的素晴らしさを語る。

 【】の中は、今これを読んで下さっている貴方へ向けた言葉であり、髙地優吾さん本人に向けた言葉でもあります。

 天変地異でも起きぬ限り御本人がこの文章に辿り着く事は無いとは思いますが、髙地優吾は音楽的にもこんなに素晴らしいんだ!と声高に長々と叫ぶ奴が居ても良いだろと思い立ち、急遽これを書き始めました。

 

 

まえがき(と言う名の保険)

 音楽的な話をするにあたって一応言っておきますが、自分はただ音楽が好きな人です。それ以上でも以下でもありません。

 勿論、楽器がバリバリに出来るとか、音楽理論にめっちゃ詳しいとか、各所のイケてるグッドミュージックを数多聴いてきたとかでは一切ありません。

 強いて言えば声フェチです。(暴露すな)

 専門家では決してありませんので、そこんとこご了承ください。なんか間違ってる事言ってたら(出来れば優しく)教えて頂きたいです。

 

 

髙地優吾の音楽的凄さはこれだ!

 さて、自分へ保険を掛けるのもそこそこに、本題へ参りましょう。

 

 髙地優吾の音楽的素晴らしさは大きく分けると以下の3つです。

 

①声そのもの(特に異質さと柔軟性のバランス)

 

②歌声の(おそらく)無意識な癖

 

SixTONES内における歌声のポジション

 

 順に解説(という名の考察)して行きます。

 

 

①声そのもの

 これを語らずして髙地の音楽的素晴らしさは説明出来ません。

 そもそも、彼は持っている素の声が大変素晴らしい。

 

 前提として歌声の原型は素の声ですから、歌う事で素の声の特徴が増幅されたり隠し持っていた成分が顔を出したりするわけです。

 分かりやすい例を挙げるならば、同グループメンバーの北斗でしょうか。素の声はちょっと鼻にかかった感じの声ですが、歌うとそれが増幅されて魅力的な鼻濁音を連発しています。(Telephoneとか、ってあなたとか)

 

 では髙地の声に関してですが、彼の声そのものの最大の魅力は『湿度の圧倒的低さ』にあると自分は考えています。声質が超ドライなんです。なのにクリア(聞き取りやすくはっきりしている)。

 そんでこれがめちゃくちゃレアケースなのでは?と私は思っていて。

 

 声質が超ドライな方の典型例で、自分がパッと思いついたのが桑田佳祐さんと平野紫耀さんだったのですが、お2人とも世間一般には『ハスキーボイス』と呼ばれる方々ですよね。

 『ハスキー=魅力的に声が枯れている』ということですから、そのまま『枯れ=超ドライ』と結びつけることが可能です。

(余談ですが、桑田佳祐さんの歌のとんでもない素晴らしさを手っ取り早く体感したい方はYouTubeサザンオールスターズと検索欄に入れて頂くことを切にお勧めします。上の方に出てくる2018年のロッキンジャパンフェスの『希望の轍』は必聴。再生回数1000万超えも納得、スターってこういうことなんだな、となること間違いなし。歳と共に劣化どころか大進化していらっしゃる本物のシンガーでありバンドです。ソロ曲なら『本当は怖い愛とロマンス』が好き。)

(更に余談ですが、自分はキンプリの様なスウィート王子様系のグループのメンバーがハスキーボイスなのは音楽的にも結構良いなあと思っています。王子様がハスキーボイスって新しくないですか?ちゃんと王子様感をキープしながらハスキーボイスでシンデレラガールを歌っちゃう平野氏すごい。お顔の力だけではないと自分は思いますよ。言わずもがな綺麗な方ですが。)

 

 さて一方、髙地優吾の声は断じてハスキーではありません。日頃喋る時も歌う時も声が枯れているニュアンスを感じることはないです。

 そしてこの点こそが彼の声の特徴、つまり独自性であり、大きな魅力なのではないかな、と。

 『超ドライ』なのに『クリア』。(ビールじゃないですよ!)

 この一見相反するかと思われる要素が彼の声には詰まっているんです。

 

 髙地優吾の声の凄い所はまだあります。

 それは『異質感』と『柔軟性』がバランス良く両立していること。

 例えるならば、溶質にも溶媒にもなれる声なんです。

 

 髙地の声って、彼が1人で歌うと『あ!髙地だ!』ってすぐ分かるのに、SixTONES全員とか他のメンバーと歌うと途端に混ざって『あら髙地?どこ行った?!』ってなる時ありません?私だけか?!

 

 この特徴は、端的に言って強い武器です。

 本人にとっても、グループにとっても。

 

 彼はNAVIGATORの時にサビのオクターブ下を任せられたし、髙地無双パートである『back back…』も任されました。

 それはつまり、4小節間を同じ単語だけであの疾走感をキープしながら聴かせる声の持ち主だと判断されたということ。何故なら、髙地優吾はハイライトもローライトも出来るポテンシャルが十分にある声を既に持っているから!

 

 声そのものの魅力は、アーティストにとっては何物にも変え難い重要なピースです。

 実際に現在、ストリーミングやYouTube等で話題になっているアーティストは何かしら声に特徴がある方々が多く、『声』がいかに引力があるかは周知の事実でしょう。

 過去に一世を風靡した(今も尚前線で活躍しておられる方も沢山いらっしゃいます)アーティストの方々も皆さん声が唯一無二なんですよね。

 歌唱力やテクニックは練習である程度のレベルまで身につける事は可能です。無論正しい練習と凄まじい努力とその継続とそれに伴う時間(期間)は必要とされますが。

 しかしながら、声本体をを取り替える事は難しい。不可能と言っても過言ではありません。

 

 もうお分かりでしょう、彼の声には底知れぬ魅力があるのです。髙地は既に大きな強みを手にしているアイドルなんです。

 

 

②歌声の(おそらく)無意識な癖

 これはね〜どんだけ語っても語り足りない話題なんですよね〜。

 自分が髙地優吾の魅力にズブズブとはまった要因のほとんどは今から書く彼の歌い癖です。

 

 単刀直入に申し上げますと、髙地は歌う時、特に母音[a]の発音に癖(勿論褒めてる。以下同。)が出ます。(と私は分析しています。)

 もっと言うと、a以外の母音[i,u,e,o]から母音[a]に移る時にめっちゃ彼特有の癖があります。

 更に言うと、母音[u,o]から母音[a]に移る時の彼の歌声の癖の出方は最高に魅力的です。

 分かりにくいかもしれないのでいくつか例を挙げておきます。貴方の好きな優吾がきっとこの中にあるはず。

 

誘惑や不安が手招いても /IN THE STORM

 

愛が欲しけりゃ任せろLOVE /Amazig!!!!!!

 

楽しみ尽くす "今" 逃さないように

踊り出せばほら広がるステージ

/"Laugh" IN THE LIFE

 

キミの言葉が踊り出すユラユラと /Rollin'

 

二人の部屋はまるでParadise /Hysteria

 

もう迷わない 感じるまま /NEW ERA

 

…ほら!あったでしょ?貴方の好きな優吾が!

 ちなみにオリジナル曲以外でもこの癖が確認出来るステージは沢山あります。

(先輩曲のカバーで優吾しんどい現象が起きているパートでは大抵この癖が出てます。私調べ。)

 

 もっと厳密に言うと、髙地は母音[a,o]で癖が出やすいです。(上記では[a]が分かりやすいと思い例に挙げてみました。)

 おそらくこれは彼の口腔内の使い方とスペース感の癖が、そのまま歌声の癖として出ているのではないかと自分は予測しています。

 発音する際に比較的口腔内のスペースを広く取る母音[a,o]の時に、きっと髙地の口腔内は奥に広くなっているんじゃないかな?と。

(髙地さん、もし良ければ頭蓋骨を横から撮ったレントゲン写真見せて下さいお願いします。)

(いよいよヤバい奴)

 

 そして、本当は子音にも一貫している癖があって、これまたその癖が魅力的なニュアンスになっているんですよね〜最高かよ。

 まだ分析が完全ではないのとシンプルに分量が長くなるので割愛しますが、日本語英語関係なく子音[r]を発音する髙地優吾は最強です。

 

 長々と難しげに書きましたが、自分は我々が聴いた時に耳につく『髙地っぽい歌声』の『髙地っぽい』の大部分を占めているのはこれらの歌い方の癖だと考えます。

 

 そんで、上記の癖はおそらく(と言うかほぼ間違いなく)無意識なんじゃなかろうかと自分は思ってましてですね。

 と言うのも、Jr.時代のパフォーマンス(少なくとも私が各所で探して確認出来た分)からこの癖は一貫して見受けられるんですよ。何なら普通に喋っている時にも出ている事がある。

 故に意図して付けてるニュアンスではないだろうと自分はふんでるわけです。

 

 そして本当に凄いのはここからです。

 この癖が我々聴衆にとって耳心地の良い『ニュアンス』として存在している事が本当に素晴らしい。ちゃんと癖が魅力化しているわけです。

 思うに、それが可能になっている要因の1つは、彼が何を言っているか、何を歌っているかがちゃんと聴こえてくるように歌えるからだと思います。伝わるからこそニュアンスが活きる。

 

 こうしてみると、髙地優吾って実は天才なんじゃないかと思ってしまいます。

 静かなる天才、髙地優吾。

 

 

SixTONES内における歌声のポジション

 これは先述した①と②をSixTONESというグループに還元する際の話です。

 

 ここまで読んで頂いて思った方がいらっしゃるかもしれません。

 ぶっちゃけ、髙地優吾の音楽的凄さってパッと見・パッと聞きでめちゃくちゃ分かりやすいものではないんですよね。

 『待てよ、髙地って実は凄いんじゃないか?』と気が付くとあれもこれもと出て来ますが、どうしてもボーカル前衛のジェシー京本大我や、俺らのラッパー田中樹と比べてしまうと、音楽的観点ですぐに目が行く派手さは少ないかもしれません。

 

 ですが、彼がいるのといないのとでは雲泥の差。これはスト担の間では皆が分かっていることなんじゃないでしょうか。

 例えるならば、サッカー日本代表の長谷部です。本田や大迫ではなく、長谷部。

(早いとこ白状しておきますが自分はサッカーについて全く詳しくありません。大昔に長谷部の本を読んで得た当時の日本代表チームにおける長谷部のイメージがたまたま今回の話の髙地の役割イメージに合致したと思ったので例として挙げました。何かの間違いでこの文章に流れ着いたサッカーファンの方いらっしゃいましたら、どうかお手柔らかに…!)

 

 話を戻します。

 

 個性大渋滞が常時発生中のSixTONESは、例に漏れず音楽的にも個性が大渋滞しています。

(そういう所も好きですけど!笑)

 音楽的ルーツやこだわりが強いメンバーも多い。ただそこに寄せ過ぎてしまうと世間に広く伝えることが難しい場合もある。

 ソロシンガーやバンドならニッチな方向・狭いコミュニティを目指していくのも素敵な方針ですが、彼等はあくまでアイドルです。

 加えて国内外問わず世間に広くSixTONESの音楽を届けたいと考えている。

 しかし、ただ一般ウケすることをやるのではなく、SixTONESというジャンルを確立してやろうとも企んでいる。

 この企みにおいて、SixTONESのバランス調整を音楽的にも担っているのが、他でもない髙地優吾であると自分は声高に言いたい。

 

 溶媒・溶質の役割を両立出来る髙地なら、『個性派集団SixTONES』の一員として『個性派』でありながらも、他のメンバー達の個性や特徴を殺さず緩やかに繋げることが出来る。

 これを音楽的にもやれるメンバーこそが、髙地優吾なんです。

 

 面白いですよね。

 6人がバラバラに散ってしまわないように、『SixTONES』で居られるように、彼がメンバーとしてグループの大きな精神的・物理的囲いとして機能してくれている事は重々分かっていましたが、こうして分析してみると音楽的にも髙地優吾がSixTONESにおける大きな囲いだと考えられる。

 

 ジャニーさんから『Youはいるだけで良いんだよ。』と言われた所以の1つはこういうところなのかな、とも思えます。

 

 

あとがき

 彼の声が、歌があることで、SixTONESの音楽は広がりを持つことが可能になります。

 そのおかげで、もっと広く伝わるはず。

 

 SixTONESがここまで来るには髙地優吾無しには不可能だった。

 そしてこれからのSixTONESの道のりもまた、髙地優吾無しには進めぬものとなる。

 自分はそう確信しています。

 

 精神的、物理的、そして音楽的にteam SixTONESを包んでくれる髙地優吾に、心より敬意と感謝と愛を込めて。

 

 ここまで読んで下さった猛者にも、心より感謝申し上げます。

 

 彼と彼を大好きな人が、それぞれにとって幸せでありますように。

 

 

 

 

【世界を見据える六人衆】SixTONESの生配信ライブon eSTについて好き放題語る。

 自分が頭から通して参戦した1/7の18:00公演をベースに語ります。同日の12:30〜の公演は後半のみ観ることが出来たので、その公演の感想も含みつつ比較などもしていこうかな、と。

 

 記憶が曖昧な部分が多々ありますが、どうかお許し下さい。自分は読んで下さる貴方の優しさに大いに甘えるつもり満々です。(筆者宣誓)

 

 あくまで個人的な感想と解釈ですので、ああこの人にはこう見えてこう聴こえたんだなーくらいに思って頂けると幸いです。作品は観る人の数だけ正解がありますからね。

 

 それでは頭から追っていきます。

 

 尚、ここから先は多少言葉遣いが荒ぶる所があります。敬体と常体ごっちゃ混ぜです。許してください。(2回目)

(全部許してくれる前提で書いとるだろ)

 

 

《開演前》

 まずだなどうしてもこれを言いたい。

 インスト集売ってくれ?!!?!!?!!

 パッケージ大変やろうしデジタルアルバムで手を打つってのはどうでしょう??!!

 チムソニ??(字面だけ見ると韓国料理)

 『こんなとこにアコギのリフ入っとったんかい!』とか『いやベースライン!おしゃれ!』とか『はいパーカッション?仕事してるぅ!』とか多発したので。

 頼むよぅ、売ってくれよぅ。

 勿論お金はきちんとお支払いします、何なら言い値で買います。自分はなるはやでしかるべき場所を探して要望を送るつもりです。

 

本編

《Mad love》

 シルエット演出。

 曲が重低音で静かにこちらを煽ってくるタイプなので、影を使う演出はめちゃくちゃマッチしていると思いました。

 曲、演出共に本人達の登場まで焦らす効果も抜群。

 途中ジェシーが大きい影になるところ、世界帝王でしたね〜やっぱあんたがキング!!

 

 

《Dance All Night》

 ?!Dモ?!!と思ったらこちらの曲。

 サングラス×ロボットダンスでオリジナル曲をやるSixTONESを観て感慨深くなってしまった。照明ビッカビカやな!クラブか?!(行ったことないけん知らんけど)

 おっ画面6分割、あ、これやっちゃうやつ?

 サングラス取るの全員分魅せてくれるやつ?

 やるか?やるか?


 やったああああああああこっちみたああああ

 

 あれお客さん入れてやったら確実に会場割れますよね。ギヤアアアアってなりますよね?

 

 

 この流れでお前か!踊るね!!!

 慎太郎のバク転はいつ観ても高まる。

 


《Telephone》

 まだ踊る!かなり踊る!

 北斗call me girl 多分何人か心肺停止した。

 髙地let me know 多分何人か脳みそ溶けた。

 1STver.だったので途中のギターソロ部分でガッツリダンスブレイク。ガッシガシに踊るSixTONES!良い!!

 


《田中樹様による有難いお言葉》

 場所なぞ関係ない、ラスト公演、最上級の俺らを刮目せよと仰った。

 田中樹が言うなら間違いない。

 SixTONES is No.1。

 


〜照明による幕間〜

 改めて見るとセットがいかつい。

 樹曰くかなりの照明数を使っているらしい。ケチらずにセットと照明を使えるようになったSixTONES。その事実だけで込み上げるものがある。


 衣装が砂漠色をベースとしたやつに変わった。ディテールは覚えていないけど、今回の公演内で1番好きな衣装だったな。

 特に北斗の衣装が好きでした。一度サングラスを取ったはずなのにまたブラウンレンズのサングラスをかける北斗。お似合いです!

 


《S.I.X》

 これ最高。

 言葉数めちゃくちゃ多いのに全員歌いこなしてんの凄すぎる。しかも歩き走りながら!肺と口輪筋と滑舌どうなってんだ。すげ。

 ボーカル前衛のジェシーきょも、俺らのラッパー樹、ダンサー慎太郎はさることながら、北斗髙地のリズム感が相当良くなっていると思う。どんだけ努力したんや、あんたら凄いよ。

 ジェシーのニュアンスの付け方がマジ最高!センスが抜群!!歌詞を言葉としてだけじゃなく音として出す感じ、わしゃたまらなく好きなのよ。(Dモの『かき分け君探す』とか)

 会場で聴衆の1人として聴きたい曲No.1。

 


《Special Order》

 はい!!!最高!!!!!

 事前にフルで聴いてこれはエスニックだったのか!と感じていたのだけど、その曲のエスニック感と砂漠色の衣装がマッチしていて大変良かった。ビッカビカの照明も良い仕事してる。

 途中の京本大我によるフェイク。あんたはエスニックニュアンスも出せるのか。どんな声でも出るな。1人で10個分くらい楽器を身体に搭載してる感じ。

 そんでこれも踊るね!慎太郎光ってたな〜リズム感の良さ出てましたよ!

 Haters come on!ジェシー。シビれましたわあれは。あんなん全員シビれたに決まってる。

 SixTONESの中で1番Hatersを煽らなさそうなジェシーが言うことに意味があると感じた。

 これも会場で聴きたい。ライブで観たい!

 


《You & I》

 これでも踊ってましたよね?記憶が曖昧だけど確か踊っていた気がする。

 てか今回の配信ライブ通してSixTONESめちゃくちゃ動いてませんでした?彼等ってこんなに動くグループでしたっけ?超神水飲んだ?仙豆食った?めちゃくちゃ体力つけたよね??

 北斗氏のアイドル力が爆発してた、あれ会場にお客が入ってたらハコが割れとるよ。

 


My Hometown

 慎太郎と髙地歌上手くなったね。かなり練習したんだろうな。

 曲終わりのフェイクっぽいフレーズ、歌いこなしてたよ。この2人の歌が良くなることは確実にSixTONESの底力を上げてると思います。

 これからのSixTONESへの期待がより高まった1曲。

 


《ってあなた》

 どっちがどっちの声か分からなくなる現象が多発。この曲には特別な力があると思う。

 個人的には衣装の違いも注目ポイントかなと思っています。

 黒を基調とした服で、大きいフードを被って胸元やらお腹やらのファスナーが開いたままのきょも。対して白基調の服で穴の空いた傷んだ服に眼鏡の北斗。

 これは別途考察を書く予定です。

 考察しがいのある曲と演出を用意してくれて嬉しいよ〜こんなんなんぼあってもいいですからね!(引用元:ミルクボーイさん)

 


 ここでまた衣装変更。

 普段着感のある衣装でこれも好きだった!

 ジェシーカーディガン似合う!!髙地キャスケット似合う!慎太郎ハーフパンツ似合う!!みんな似合う!!!!!

 


《So Addicted》

 田中〜!!!かましちゃってぇえ〜〜!!!

 俺らのラッパー強ええええ!!ってなりますよねこの曲は。

 樹さんしれっとやられてますけど、全英語でリリック書けるの凄い。デキる感じを出さないのがまたかっけぇのよ。

 そんで全員歌うめえ!!!

 I need yaのきょもと慎太郎。はい!やってくれましたね全国各所墓立ってますよ〜ベクトルの違う色気!

 てかSixTONESって六者六様の色気じゃありません?みんな色気あるけどみんな違う色気。これはエロさではなく色気。

 


《NEW WORLD》

 この流れでアルバム収録曲ではないこの曲をセトリに入れて来たことに、自分はSixTONESの思いやりと心意気を感じました。

 ここはちょっと語りたいポイントなので長くなります。

 正直、on eSTは1STを引っ提げたライブであるわけで、『全曲アルバム曲でやる』とか『アルバム曲と鉄板の代表曲or人気曲のみで構成』とかも可能なはずなんですよ。

(決してNEW WORLDが人気ないってことではないです。間違いなく大事な曲だし、良い曲なんですよ!他意は一切ないですからね!)

 そもそも1STはSixTONESの音楽性や表現スキルや演者としてのスキルみたいなものを世間に広く知らしめる為のアルバムでもあると私は認識していまして。(故に『待ってろ、世界。』の広告もデカデカと出したのだろうし。)

 その流れがある中で、所謂『ファンとの絆』とか『俺らの歴史とこれから』とか『デビューまでの道のり』とかが込められた、言ってしまえばごくごく狭い『俺たちについて』を歌っているこの曲を入れてきたことは間違いなく意図があるんだろうな、と。

 そしてそれは我々SixTONESファン(つまりスト担)へのメッセージであり、スト担でない配信を観ている方々への『俺らはこうやってここまでやって来ました、ジャニーズのアイドルです。もし良ければteam SixTONESの一員になってみませんか?』というある種の自己紹介とご案内とお誘いを兼ねているのかな、とも思う。

 NEW WORLDは、分かりやすくトレンド感ゴリゴリなサウンドというわけではない、言ってしまえば『ジャニーズっぽい』『アイドルっぽい』『聴き馴染みのあるような』曲。

 でもteam SixTONESにとって欠かせない大切な一曲。

 これをこのツアーでセトリに入れたのはやっぱり、我々や新しく仲間になる方々への何かしらのメッセージなのだろうな、と自分は考えてしまいました。

 


《"Laugh" In the LIFE》

 同様にして、この流れでこの曲を入れたのは絶対に考えがあると思う。

 前のNEW WORLDが自己紹介とご案内とお誘いだとしたら、これはセールストークですよ。(言い方もう少しどうにかしろや)

 『team SixTONESに入ったらこんなに楽しいですよ!Youもう入っちゃいなよ!』

(cv.ジャニーさん)

 …ということなのではないかな?と。

 そんでこの後にMCが控えてるから、そのままの流れでSixTONESが愉快な野郎共の集まりだってことも分かってもらえる。

 上手いな〜上手い!

 したたかな奴等だよ。

 そういうところ好きです。

 音楽的な話だと、この曲の髙地はやっぱり良いですね。彼の良さがめちゃくちゃ出てる。

 あとジェシーのおふざけの塩梅も上手い笑笑

 音楽を損なわない、ライブ感も出す、出来る男ですね〜いつもはよーいどんぐりとか言ってんのにね〜そういうところよジェシーさん。

 


〜MC〜

 今後ジェシーの『盛り上がってます!』『ニジマス!』にはしっかりお返事とリアクションをするミッションが課せられました。意欲的にやっていく所存。

 慎太郎が愉快で大変よろしい。笑った。

 樹曰く、『この状況下で配信ライブだけども、今の時点で出せるものは全部出そうと思ってやってます(大要約)』とのことだったので、きっと演出もセトリも元来やる予定だったものを出してくれたのかな?と自分は思っている。ありがとう。

 いつものSixTONESを見ることが出来て大変幸せでした。

 お仕事もたんまりで嬉しいね。みんな心身共にどうか健康で居てくれよ。

 


ライアー×ライアー映像〜

 北斗が!恋してる!!お前!!!良い顔してるぞ!!!!(何ポジ?)

 ああこんなに大きくなって…恋なんかしちゃってさ…あんなに小さかったのに…涙

(最早胸中親戚)

 そして我々はどうやら透くんと連絡先を交換したようです。え?しましたよね??交換したよね??

 

追記

 今日ライアー×ライアーの公式Twitterの投稿を見て戦慄したんですが、例の

『これでいつでも連絡できるね!(ニッコリ)』

のシーン、あれって透がみなちゃんに俺との連絡専用スマホを渡したってことだったみたいです…。重くね??え?重くね???

(フィクションだから良いんですよ!)

 


《僕が僕じゃないみたいだ》

 4thシングル〜!!来たわよおおお!!!

 歌い出し北斗さん!しかもセンター!よっ、ダブル主演の片方!

 並んだ6人!メンバーカラーの花散らしたスタンドマイク!そして走り出すイントロ!

 うわあジャニーズやん!

 SixTONESがジャニーズやん!

 (注:SixTONESは元からジャニーズです)

 しかしながらサウンドをよく聴くと結構ロックだったり、しっかり途中でエレキギターのソロがゴリゴリあったり。一筋縄では行かせないという心意気、しかと感じましたぞ。

 これぞSixTONESらしさ。

 きょもさんは完全にロックシンガーの佇まいでしたね。本人も公言している大リスペクトミュージシャンの桜井和寿さんの影響かな?と思ったり。

 そんで髙地の美味しいパート!

 『愛に咲いた花の名前はliar』

 自分は髙地の母音aの発音大好物なので個人的にも超絶美味しいパートですね。感謝。

 まだ分からないけれど、多分テレビサイズでやる時も全員ほぼ均等な歌割になりそうですね。これは楽しみだ!

 SixTONESメンバーはプレッシャーかもしれないけど、自分はこのシングルのプロモーション期間前後でSixTONES全体のボーカルスキルがかなり変わるとふんでいます。

 くぅー!楽しみ!!!

 


〜ゆごほくMC〜

 老夫婦なんか?いちいちお互いの顔見ずにでも普通に会話できる感じ!

 そして髙地が上手いこと映画を宣伝していく!流石お昼バラエティー班!コメント隊長!

 そして北斗もどうやらかなり自信作な様子。

 劇場に観に行くからな!みんなで髙地の言う通りにハンカチ握りしめて行こう!

 


《EXTRA VIP》

 ユニット曲ながら、今回のライブやアルバムでスト担が楽しみにしていた曲に強いて順位をつけて集計するとしたら、おそらくTOP3ないしはTOP5に入るのでは?

 現に私もめちゃくちゃ楽しみにしてました。

 …いやはや良かった。音楽で殴ってこられた感覚がしっかりありましたね。

 ジェシーのボーカル、樹のラップ。あんたら相当すごいよ。生配信であれをやっちゃうのが本当にすごい。

 樹のラップには新手法と思しき低音ラップが登場。彼めちゃくちゃ音域広くないですか?他の曲で上ハモしてる時とかあるよね?歌も上手いし出来ないことあんの?(いやない)

 そんでジェシー、音楽的バランス感覚の良さが素晴らしい。ちゃんと聴かせる為に歌う所と、テンション感を伝える為に音程を無視してニュアンスを出す(がなる)所と、樹のラップへの合いの手の入れ方との配分が抜群に上手い。これは昼公演でも思ったことです。

 この匙加減ってきっと相当難しくて、やらないと物足りないし、やり過ぎるとクドくなるんですよ。でもベストな配合でやると、曲がより強く輝く。

 相方の樹もこのバランス感覚はかなり優れているよなぁ。ラップする時も、冷静なトーンと鬼気迫るトーンとの使い分けに嫌な違和感を感じたことがない。沢山音楽を勉強でも趣味でも聴いているからなのだろうか。どうであろうとすごい。

 これどっかの地上波でやってくんねぇかな〜サクッと数百人はFC会員増えると思うんだけどな〜それかサブスクに出せないかな〜せめてフル尺YouTubeに出せねぇかな〜バズると思うんだけどな〜…。

 


《Coffe & Cream》

 飲み物ライン1曲目!

 あんだけゴリゴリ踊ってラップして歌った後に歌い出しをバッチリ決める田中樹。百発百中の男、此処にあり。頼もしい奴だぜ。

 座ったまま一曲やりきるの良かったですね。余裕感がある。

 ここでもやっぱりSixTONES歌上手くなったなぁと思う。元々歌える人達なのに。文字通り血が滲む努力をしているんだろうな。プロだなあ。すごいなぁ。

 余談なんですけどサビ前って『チルしよう』だったんですね!てっきり『チューしよう』かと思っていた笑笑

 I love itじゃなくてI like itなのがやっぱ良いなと。ちょっとニヤついて言っている感じ。照れがあるというか、いちいち言わなくても分かるだろ、みたいな。

 生活感のある曲って好きなんですよね〜。

 自分は歌詞の世界が狭い方がグッと来てしまいがちです。特にラブソングは尚更。


《Lemonade》

 飲み物ライン2曲目!

 ちゃんとカップがオレンジ色に照らされてレモネードが入っている風なのが素敵。

 全員英語の発音上手くなってんなー!

 ジェシーのダンスソロ良いですね。そして髙地またダンス上手くなってない?!進化が止まらんSixTONES。トゥナ。

 


《Hysteria》

 演出が1番好きでした!

 1番印象にも残っている!

 自分には光の幕を越えたり越えなかったりする様が、歌詞の内容で自問自答しているように見えてとても素敵でした。見惚れてしまった。

 余白がある演出はやっぱり良いですね。誰もが好きなように解釈できるし、解釈せずにいても良いし。

 歌っているメンバーのカラーに照明の色が変わる演出もよかった。全員が中央に集まるところでメンバーカラーの光も集まる所とか。

 本当にここは演出、特に光の演出が最高でしたね。

 


 衣装が青系に。

 樹ときょもの袴風なズボンが可愛い!

 私も欲しい!

 


《Amazing!!!!!!》

 まさかの立ちで歌い出した!

 ラフスト以来では?!

 『Hey you、regretさせないぜ』

 生声でしたね!あそこ鳥肌立った。京本大我は本気で聴衆に後悔させないつもりなんだろうな、と。

 あれ爆裂に良かったです、今後もぜひ生声でやって欲しい。

 


《JAPONICA STYLE》

 この流れで!詰め込むね!!

 そんで踊るね!!!

 やっぱりAmazing!!!!!!とジャポの2曲は入れたかったんだろうな。勿論自分もライブだからこそ聴きたかったし。

 フルでは出来ずともターニングポイントの曲は入れてくるあたりファン思いだなぁ…。

 


《RAM-PAM-PAM》

 パンツ曲と言われたこの曲もとうとうパンツ無しでやれるようになりましたね!

 そういうことですよ、パンツのインパクトを曲のインパクトが超えたってことですよ。

 そんで最高なのが和楽器アレンジ。良曲は結局アレンジしても良曲。

 これJr.時代の曲ですよね?SixTONESってすごくね??(今更)

 


《NEW ERA》

 前からの繋ぎが素晴らしい。和楽器アレンジの伏線を見事に回収。こういうのが観れるし聴けるからライブは良い。

 ずっと歌いっぱなし踊りっぱなしで来ていますが、冒頭のジェシーはやはりキメてくる。世界の中心でジェシーが叫ぶ。

 


《Imitation Rain》

 まだぶっ続けで行く!

 SixTONESあんたら体力お化けなんか?!

 個人的ハイライトはやはり樹のウィスパーラップ一択ですね。

 あそこまで感情を露わにしたラップは初めてじゃないか?『あ、ラップってカッコよくキメてやるだけじゃないんだ。』とストンと腑に落ちた感覚がありました。

 樹の新しい表現を観れて良かった。喋るように苦悩しながら囁くラップも良い。

 デビュー曲を育てて行くスタイル、最高。

 


《ST》

 来ましたリード曲。

 昼公演から大きくクオリティを上げてきた。最初の1音目でもう分かりました。

 やっぱり納得いかない出来だったり、誰かにとっての100点満点じゃなかったりする時って本人達が1番よく分かっているんだと思う。

 この曲は歌詞の内容のエネルギーとパワーが高くて、且つ音に乗って伝わりやすい分、歌う側にも半端じゃないエネルギーとパワーが要求されるだろうな、と。

 そんな曲をぶっ続けで歌い踊り通して来た終盤にやるってきっと相当キツい。

 そんな中、1公演終えた後に修正と調整をして、クライマックスのクオリティを上げに行くって本当にすごいことで。しかも6人全員がそれをやったんだろうなと思います。

 音楽にもエンタメにもごくごく一般人の並の知識しかない自分が、1音目で『おっ!』ってなるくらいだから。

 本当に物凄く大変な事をやっていると想像出来るくらいだから。

 彼等は間違いなく想像を絶する努力をしているのでしょう。

 もしかしたら、オーラス公演も観る人によっては100点満点ではなかったのかもしれない。

 しかし、それさえもチャンスや魅力に変えてしまうのがこれまたSixTONESらしいのだと私は思う。

 


《Life time》

 そう終わるか!!

 SixTONESは余韻を残す終わり方が好きなのかな?(過去のライブでもアンコール前の曲は、完全に消化する曲より余韻を残す曲を選んでいることが多い気がする)

 途中京本無双タイムありましたね!

 京本大我さん、英語の発音がめちゃくちゃ上手くなったことで『発音でニュアンスをつける』手法を本公演通して多発していたように思います。

 この件に関しても別途書くつもりです。

 相当長くなりそうなので。

 

 

アンコール

《この星のHIKARI》

 カッコ良くステージから去って行ったはずのSixTONESがそんまませり上がってくるのめちゃくちゃシュールでしたねww

 『はーいSixTONESがアメコミのヒーローみたく戻って来ますよ〜』と言う樹、昼公演では『アベンジャーズ』って言ってたけどマズかったのかな?キャラクター名は言っちゃマズいんですかね?(よくわからん)

 ファンクラブ限定配信になった途端ちょっと気が抜けるSixTONES愛しかったですね〜なんぼでも気抜いてくれ屁でもこいて良いぞ。

(良いのか?)

 これは2番まで歌ってくれたのが最強に胸熱でした。滝涙するスト担が見えましたもん。

 昼公演のみんなで寝転び戯れながら歌うSixTONES、夜公演のみんなで座って左右に揺れつつ歌うSixTONES、どちらもみんな可愛かった!成人男性六人衆であることをすっかり忘れていたよ!

 

 

あとがき

 …以上がon eST生配信1/7 18:00公演の感想になります。長過ぎてすみませんこれでも削ったんです。

 

 ここまで読んで下さった猛者に心より感謝申し上げます。

 

 彼等と彼等を大好きな人がみんなそれぞれ幸せでありますように。