磨くは原石、精製は油脂

SixTONESについてのごくごく個人的な話をします。

自戒

 そもそもブログなるものを始めたのは、勢い任せだったんです。

 

 1/7に観た生配信ライブの後、感想をツイートしようと思ってスマホのメモに一旦それを書き起こし始めた所、文字数が8000文字を超えたことがきっかけでした。

 その8000字には公演の全曲分の感想は勿論、後に記事にしたきょもの発音の件や《ってあなた》の衣装の件のさわりの内容も含まれており、とてもツイート出来る分量ではねぇなというのは明らかで。

 ただ、この全曲分の感想だけでも気が向いた方に読んでもらえそうな場所に置いておきたいかもしれん。この8000字をどうする?

 そうだ、それならこの際、無料のブログを開設して、そこに書きたい事を書ける時に書きたいだけ書いたものを放り込んでおけば良いやん。気が向いた方が2、3人読んでくれたら万々歳。無料クラウドの感覚で居ればいいや。そのクラウドの中身がいつでも誰でも見れるってだけの話やし。

 

 そんなわけで、『誰でも使って良い鍵なしのクラウドを1つ使い始める』程度の感覚でブログのアカウントを作成。

 何となく必要そうな最低限の設定をしてから例の8000文字を多少読みやすいように整えて、1/9に日付が変わった頃におずおずそいつをネットの海に放り込みました。

 

 元々よりその8000字をどうにかしてやりたいという欲を満たす為の100%自己満足による投稿でした。

 しっかり満足した私は、そのままの流れでしばらく読めていなかったJohnny's webにある彼等の個人ブログを読み始めたというわけです。

 

 貴方が察しの良い人だとするともうお気付きかもしれませんね。きっとその通り。

 

 私はこーちブログの生配信について言及された該当部分を読み、しばらく1人で考えていました。これはどうしたもんかな。

 どんなに他で波風が立っている時でも常に穏やかさを保っていた(意図的にそういうTLを自ら作っていた)はずだった私のTL画面にもとうとう関連ツイートがちらほらと流れ始め、またむむむ…と考える。どうしたものか。

 考え始めてそう長くない時間が経った頃、頭の中でぷつりと音がしました。

 

 そこからは怒涛でした。

 やり始めりゃあとは知らん。

 このアイドルが音楽的にも素晴らしいってことを、少なくとも私はめちゃくちゃ素晴らしいと思ってるってことを分かりやがれ。

 

 彼の音楽的素晴らしさを息つく間も無く一心不乱にフリック入力で打ち込みました。あれに書いたことは全て、かれこれ半年弱は考え続けていた内容だったので、身体の中にあるそれをただひたすら文章化しているという感覚でした。

 初めて知った見出し・目次追加・ツイートの貼り付け等の機能(有識者からすれば基礎中の基礎だろうが)を使って、『見にくい事はない』くらいまでには持って行こう。

 誤字脱字は無いかちゃんとチェックしよう。難しく書かずに、音楽の事を知らなくてもある程度は読めるようにしよう。

 そして何よりも強く思っていたこと。

 億が一、何かの間違いで本人がこいつを読んだとしても、絶対に彼が傷つかない内容、言葉選びにしよう。絶対は作り出せなくてもそれに近付ける作業をしよう。少なくとも自分が考えられる配慮は全部しよう。

 

 

 よし、これで良いだろう。悪くないはず。

 やっとこさスマホから顔を上げた時には、外はすっかり明るくなっていました。

 

 この感覚を忘れてはいかんな、と切実に思っています。

 

 あの記事をきっかけに、私のブログを読んで下さる方がドカンと増えて、Twitterのフォロワーが数日間で2〜3倍になって。

(フォロワー数だけ見れば大した事ないのかもしれないけど、私からすれば増加量が半端じゃなかった。何なら今のフォロワー数も何でこんなに多いんだ?と思っている。)

 それはそれは有難い話で、そんな読んで下さった方々からのリアクションにばっちり嬉しくなった私は、これまたばっちり調子に乗って他の記事も書き始め、今に至ります。

 

 あの記事を書いていた時にはこんな事になるとは夢にも思っていなかったし、そもそもそんなに読まれるつもりで書いていなかった。

 ただ、『こいつを本人が読んでしまっても決して不快に思わすまい』というあの執念にも近い気持ちを持って書いていた事は確かで。

(書き終えた後も、その記事をネットの海に放るかどうかしばらく悩みました。タイミングが悪いんじゃないかとか、そもそもこんな事を顔の見えないファンに考察される事自体嫌にならないだろうかとか。開き直って上げたけど。笑)

 

 この執念に似た形をした気持ちは、何が何でも持ち続けねばならぬと自分に言い聞かせています。

 

 そういった『自戒』です。